2005/02/08 『見本誌出来』

新刊写真いよいよ新刊の見本誌があがってまいりました。
長かった…。11月に本文を書き上げてからかれこれもう三ヶ月。実に長い長い日数を経て、ようやく完成の運びとなりましたです。

実はタイトルが決まったのも先月末だったりするんですね。しかもそのタイトルにしても、一部はっきりしないところが残っていたために、なかなかここでお伝えできないまま今日に至ったというわけです。

正式名称は『フリーランスはじめてみましたが・・・』となりました。 サラリーマンを辞めて、フリーランスになって果たしてどうだったかを描く、ドタバタエッセイ本です。いちおう各章には、一コマまんがらしきものがついてたりもします。
発売日は一応2月11日となります。ええ一応。
というのも、今回表紙がずれこんだせいで、見本誌のあがりが一営業日遅れてしまっているのです。そんなわけで、ひょっとすると発売日も一営業日ずれ込んで14日になってしまう可能性があると、そんな話なんですね。

とはいえ東京近郊ならば11日で確定みたいですから、どうか本屋さんへ冷やかしにでもいって、パラパラとめくってみて、その拍子にストンと地面に落としちゃったりして、そしたら「ああ、これは弁償せねばならんなぁ」という汚れ具合になってしまったりして、そんな人が続出で売れてくれたりするといいなぁなんて思う次第です。

ところで今回の本って、版元となる技評の営業さんもかなり力を入れてくれているらしく、『SEのフシギな生態』の時みたいにPOPを作ってくれるのに加えて、何やらパネルまでこしらえてくれるようです。

その名も、「きたみりゅうじフェアパネル」。

あ、笑わないでください。笑わないでください。大まじめなんですよ、大まじめにそんなパネルがお目見えするらしいのですよ。
大きさはA3サイズ。既存の書籍とセットにして1コーナーつくれるようにと、準備が進んでいます。

分不相応で気恥ずかしくもありますが、やっぱり発売日を過ぎたあたりから、どんなパネルなのかと本屋を徘徊する自分の姿が目に浮かびます。
とにもかくにも、昨年の半分を費やしてジタバタと足掻いていた書籍が、ようやくお目見えとなることができました。どうかどうか、よろしくお願いしますなのです。


2005/02/11 『新刊を求めて徘徊中』

微妙に新刊の発売日かもしれない本日。やっぱり書店に並んでるかどうかを眺めに近辺の大型書店を徘徊してまいりました。
なんせ半年以上をかけた労力の結晶なもんですから、気になってしまうわけですよ。たとえその期間が半分以上はナマケモノという成分で出来上がっているとしても、それでもようやっと世に放たれてくれるのか的な幸福感…いや違うな、脱力感かな、ほっとひと息つくぞみたいな、そんな気持ちが押し寄せてきて、おとなしく家にいるわけにはいかんかったのです。

ところで、微妙に…と前置きがありますな。
実は前回の日記を書いた後で担当さんから連絡が入り、「11日は東京近郊でも棚に並んでると保証できるわけじゃない」と言われてしまいまして、どうやら確実な発売日というのは14日になる様子。確かに技術評論社のWEBサイトを見てもまだ掲載されていませんし、ウチからリンクしている楽天ブックスはもちろん、結構早くに掲載してくれて、予約受付までしてくれたりするAmazonにも、新しいボクちんの新刊ってば影も形も見えてません。

そんなわけだから、やっぱり発売日は14日だぞと、そういうことになるのでしょう。

ただ、都内では一部店舗で例にならって先行テスト販売をしているはずなので、そういったお店ならもう並んでることだと思います。きっと、たぶん。
今回はテスト販売の実施有無やその状況などについて、今ひとつ確たる情報がこちらには入ってきてないので、正直なところわからんのです。

さて、ここまで前置きしたからには当然の帰結として、徘徊の結果は「すべて空振り」で終わりました。残念無念なヤケ酒気分ですが、14日の月曜日にリトライして、今度はめでたうれしや祝い酒気分で一日を終えたいと願う所存です。

…ところがですね。
…そんな涙目気分で自宅に戻り、らくがき帳を見てみたらですね。

あるんですよ。

あったんですよ。

「買いましたよ」と言ってくれる声が!!

ありがとうございます、ありがとうございます、ほんっとーぉにありがとうございます。
しかも一気に読破してくれたようで、感想つきでございます。それなりに楽しんでいただけたようなのです。

おかげでヤケ酒になるはずだった今日のお酒も、まことにおいしゅういただくことができました。
ほんとにほんとに、ありがとうございますなのでした。


2005/02/15 『新刊を求めてあいかわらず徘徊中』

あいかわらず新刊ならんでないかなぁと近所の本屋さん巡りをしているわけですが、やっぱりいまだに巡り会えません。どうなっとるんじゃと、もう探すの疲れちゃったよと、そんな気分。

そこでハッと気付くわけですよ。
自分でも疲れちゃうんだから、買ってやろうと思う人からすれば、もっとこれは疲れちゃうに違いないと。

そんなわけでその問題に対処すべく、考え方を根本から変えて徘徊してました。

『疲れないよ。オレぜんぜん疲れない』

私はぜんぜん疲れないので、多分これなら他の人たちも「少し疲れるな」ぐらいで済むのではないかと、そんなふうに思う次第です。

…すみません。
そうでも思わないとやってられなかったのです。すみません。

一方でネット通販系のとこはちゃくちゃくと準備が整いつつあるようです。

Amazon.co.jpでも、R's factory楽天ブックスでも、セブン&ワイ(旧esbooks)でも、bk1でも取り扱いがはじまりました。
…どこも未入荷のように見えるのは、気のせいだと信じたいです。


2005/02/16 『ワレ発売ヲ確認セリ…』

今日は雨。ほんとならお出かけしたくねーよーだったのですが、やはり発売を確認せんことには「買うよ」と言ってくれてる人への責任が果たせんかんねと思い、またまたまた駅前の書店巡りをしてきました。

LIBROではハズレ。書影を確認すること叶わず。
有隣堂では…、ありました。ありましたよ、よーやく発売を発見することができましたよ。一冊だけ。ええ、一冊だけです。

良く見つけたなオレ。

置かれていた棚は「ビジネス一般」の棚でした。周りを固めるのは「プレゼンのやり方」だの「履歴書の書き方」だの「ビジネス文書一問一答」だのといったものたちです。そんな中に、ポツンと一冊だけ棚差しされてました。
もう、一目で「売れるわけねぇ」と肩の力が抜けました。

先日テスト販売の模様が担当編集さんからあがってまいりました。曰く「ビジネス書棚とPC書棚と両方に置いた場合は、圧倒的にPC書棚の方が動きが良い」ということだったんですけども、ビジネス書棚というのはこういう棚のことだったんでしょか。
それならば当たり前にそういう結果が出るよなぁ…と思ってしまった次第です。

どうやらデフォルトではコイツって「ビジネス一般」の棚に置かれるようですね。エッセイ本コーナーじゃないんだ、グスン。

なんにせよ、本日から入荷しているようなので、「買うよ」と言ってくださるありがたい方々は、店員さんに聞くなどして発掘していただければと思います。

あ、でもですね、そうした暗い話ばかりでもありません。

東京の八重洲ブックセンターでこの本を購入したというメールをいただきました。その中に「PC関連書籍としては売れ行き2位となっていた」なんて書いてあったのです。今まで私の本を見たこともなく、これがはじめての邂逅だったそうです。おもしろかったので、他の著書にも興味が湧いただなんて言ってくれてます。

もう一度このメールを読み返して、ヤケ酒気分をまぎらわせたいと思います。
ではではではでは。


2005/02/17 『さて、次のお仕事だ』

なんとか新刊の発売も確認できて、ポコポコと嬉しい購入報告や感想もいただけるようになって、ようやくひとつの仕事を終えることができたなという実感が湧いてきました。後は版元の営業さんにがんばっていただくとして、とりあえず私のできることは読者さんからいただいた声に対して返事を書くのみとなったわけです。

まぁ唐突の湧いた話として、とある異業種交流会の場に出席して、そこで今回の本を紹介&即売会&サイン会を行うなんてのがあったんですけどね。こちらは即売会&サイン会しようにも見本誌が手元にないので、自作のチラシだけ配ってお茶を濁すことになりそうです。

それに、サイン会…というのに対してヒク気持ちもあったのでちょうど良いっちゃちょうど良い。

普通に行われるサイン会なんてものは、まだまだ力不足で有り得ない話なわけですが、もしそんなサインをうんぬんなんて機会があるとすれば、それはやっぱり昔から自分の本を買ってくださってる人たちに、まず優先的にしたいではないですかという気持ちがあります。
まぁ、そもそもそんなん欲しがる人いるんかいなという話には、この際ふれないでやってくださいな。
そんなわけですから、いきなりそんな見ず知らずな場に押しかけて、えいえいとサインを書いて押し売りをするのもどうかなーという気持ちがあったわけです。なのでちょうど良いやなと。

やるんならば閉じた場所でなく開かれた場所で。
閉じた場所でやるのなら、それは応援してきてくれた人たちという意味で、閉じた場所でありたいものです。

ちなみに、実は私にも「サイン」なるものをした経験というのは、あるにはあるのです。そうなんですよ、あるのですよ。ナメンナヨなのですよ。
本当にはじめての本となったデイジーアートの奴で一冊。SEのフシギな生態で一冊です。
どちらも知人に送った際、半ばムリヤリ書かされたものですが、やっぱり書いたからには、いつかそれが自慢になるようにガンバリタイナーと思ってたりなんかいたします。

さて、ずるずると今回の本がもつれこんじゃったもんだから、終わったと思えば今度は連載してる雑誌から「次号であんさんの特集号組むから、ページ3〜4倍増でひとつヨロシク」とか言われちゃってヒィヒィと泣き。その裏でひたすら待ち続けている次の本の担当さんがヒィヒィと泣きながら待ち。

そしてようやく連載原稿も一区切り。新しい本へ本腰を入れることができるようになりました。
担当さん大喜びです。
でもここらかリキを入れて、内容で勝負して、本当の意味で担当さんを大喜びさせてやらなきゃいけません。

今回の本は、サラリーマンからフリーランスとなって…を描いたわけですが、次の本は就職活動からサラリーマンとなって…という話を描きます。当然、これまでにさんざん色んなとこでふれてきた、血みどろ編(笑)が描かれる予定です。

ちなみに全編マンガ。マンガエッセイ本となります。
順調にいけば夏頃には幻冬舎さんから出せると思いますので、どうかそちらも期待していただければなのです。


2005/02/20 『次号予告に固まってみる』

先週末は異業種交流会とやらに出席してみたり、そして終電間近で駅をおりてみたら、吹雪にあって半泣きになってみたりと、なかなかハードな一日でした。
雪まみれになっていた我が自転車を押しながら、久しぶりに40分かけて自宅まで歩きましたです。

かみさんと娘は実家へお泊まりに行っていたので、自宅についても誰もいません。
ごそごそとマンション入り口で郵便物を取り出し、かじかんだ手をぷるぷるさせながらエレベータへ乗り込みます。シャキンと自動で開くタイプの折りたたみ傘をしまおうとして、そしたらシャキシャキンと伸びる軸が思いのほか固くて縮まってくれず、それでもムリヤリ押し込もうと力を入れたら途中でずるっとすべって見事にアッパーカットをくらいました。

これでさらに泣きが入りながら自宅ドアへ到着です。

かみさんが出がけに風呂の用意をしてくれていたので、すかさずそいつであったまり、やっと30代のオジサンとしての精神年齢を取り戻しました。
それで、ふむふむとやや鷹揚になりながら郵便物をあさっていたところ、今月発売分のNETWORKWORLDが届いているのを発見したのです。

ほうほうとビニール袋をやぶって中身を取り出し、パラパラと斜め読みすること約数分。

編集後記に目を通し、それをめくって一番最後のページを開いた時に、ピタッと手がとまりました。
そこには「次号予告」と書いてあります。

そこに、私の名前がのっていたのです。

そうして次号で取り上げるメインの特集なんかとならんでですね、「人気沸騰!」なんて見出しつきでですね、私の連載タイトルが併記されていたのです。次号ではいつもより倍増の拡大版を予定していて、それを大きくうたってくれてたんですね。

じー…っとそれを見て、しばらく固まってしまいました。
ちょっと感動なんかもしてしまいました。

いや、正直今回の拡大版のお話を伺うまでは、「あんま人気ないんだろーなー、そろそろ打ち切りも近かったりするのかなー」なんて思ってたりしてたわけですよ。
それからすると、随分な出世だなーと思わずにはいれないのです。

次の日になって、帰宅したかみさんに「見て見て見てー」と自慢したのは、言うまでもありません。


2005/02/24 『ちと二日酔い』

昨日はとある出版社の編集さんと会いに、東京へのこのことお出かけしてきました。
残念ながら自分のスタンスが今ひとつあやふやだったせいで、あんまし実のある話にはできず、前もそんなことにしちゃったよなぁと申し訳なく思いながら、けれども丁寧な相手の応対に救われて場を後にしました。

女の人って、なんであんなに言葉選びがうまい人は徹底的にうまいんですかね。
まったく叶わんよなぁと思ってしまうのです。

その後は、昔お世話になっていた編プロさんを訪ねたり、昔勤めていた会社を訪ねたりの、懐かし東京ツアーを行ってまいりました。
今回エッセイ本を出したのをひとつの区切りとして、ご無沙汰しちゃってる人たちに挨拶へ行かねばならんと勝手に思ってたんですね。それで、行ってきたのです。

なんかこう、編プロにしても会社にしても、二足のワラジでぎったんばったん悪戦苦闘してた自分が思いかえされたりして、なんだかんだいってもあん時の自分ってがんばってたよなぁと思わずにはいられません。春めいた風のにおいも、ちょうどその編プロに通ってた時期とシンクロしていて、懐かしさ倍増です。

残念ながら、古巣である会社の方は、合併やなんやかやで随分様変わりしており、挨拶したかった上司さんも、親会社に帰任しちゃったということで会うことは叶いませんでした。
だって会社名まで変わっちゃってるしさ、びっくりですよほんとに。

それでも何人かは飲みに付き合ってくれて、やっぱりそこでは色々と懐かしかったです。
ええもう、あんまり懐かしいもんだから終電なくなってタクシーの世話になって、次の日には二日酔いの頭を抱えながら駅前まで自転車を取りに行かなきゃいけなくなったほどですよ。

しかし、かつて新人ですと自分のもとにやってきて、色々と教えていたはずの後輩くんも、聞いてみれば4月からは6年目に入るのだという話。自分が開発者やってた7年なんか、もうあっという間に追い越されそうです。
わかりきってたことではあるんですけども、やはりもう自分は引き返せないところにいるんだなと。

懐かしい懐かしいで笑ってばかりじゃすまされない、ぞくっと背スジの寒くなる現実が垣間見えた夜でもありました。


2005/02/25 『パネルが出来てきたらしい』

新刊本の販促グッズであるパネル。あれがようやくあがってきたよと、先週連絡がありました。
とすると、これが順次バラまかれて目立ちはじめるにはまだ日数を要するわけで、実はこれまでのは序章だったのかーと、この先に淡い展望を抱いてたりします。「まだまだこれからですよ」ではなく、「いよいよこれからですよ」なのかもしれないと、そんな気分です。

お店をまわっていても、まだ今ひとつ売り場は固まってくれてない様子。「あれぇ、先週はこっちに置いてあったのになぁ」と、売り場が変わっているケースも珍しくありません。
この間行ったお店では、転職マニュアルや履歴書の書き方なんて棚から移動して、どっかの誰かさんの起業生活日誌とかこちらが勝手に一方的に近しいものを感じている島国大和さんの本とかが置かれているコーナーに平積みされていました。
それを見て、少しほっとしてみたり。

こうやって落ち着くとこに落ち着いていくのかもしれません。

さて、担当さんの話では、どうやら一応好調ではあるらしいです。好調という言葉にも随分と幅がありますし、リップサービスもあるでしょう。なのでまだまだ楽観は禁物ですが、寄せられた感想とあわせても「それなりに評価していただける本」にはできたのかなと、少し胸をなでおろしています。

ちなみにGoogleとかでヒットしたランキングを拾い集めてみると…
cbook24.comでは先週のコンピュータ書売上げNo.8に、東海圏ではおっきいらしいマナハウスという書店さんでは、ベストセラーランキング総合74位、コンピュータ1位という結果になってくれているようです。

さてさて、これが一ヶ月後にはどうなっていることか。
増刷が決まりました〜と笑えていれば良いですが。