先日お祭りに行ってまいりました。ええ、近所のごくごくちっちゃいお祭りです。
かみさんと娘が一足お先に行っていて、そこでですね、「金魚すくい」なるものをやったらしいのです。合流した時にはすでにかわいい金魚ちゃんが、袋に入って娘の手にぶらさがっていたのでした。
それよりさかのぼること一ヶ月くらい、娘はお魚さんがとても好きなので、情操教育もかねてメダカでも飼ってみるかと、ヒメダカを三匹ほど買ったことがありました。なので水槽も買いました。
「いずれ金魚すくいとかもするだろうしね」と、そん時金魚ちゃんを入れる水槽があればいいよねぇと、そんな気持ちが背中を押しました。
さて、実際その時の考え通りに金魚ちゃんがやってくることになったのですが、ここで困ったことがひとつ。
実はメダカ水槽では、その後の水草やエビちゃん、さらに黒メダカくんなどの追加投入を行った結果、原因不明の病気が蔓延して全滅してしまったという悲しい悲しい世紀末現象があったのです。ところがその全滅から数日後、よくよく目をこらしてみればなにやら小さな生き物がフラフラと泳いでいる。
そこにはメダカちゃんたちが必死のおもいで残したであろう忘れ形見くんたちが、たったの二匹ではあるけれども、しっかりと命をつないでいたのでありました。
と、そんなわけで、「いつか金魚すくいでもした時にね」と役立てるつもりでいた水槽には、大事なアダムとイブくんが育っている最中なわけでして、ここに野蛮な金魚などを入れるわけにはいきません。正直どうすんのさそれ、まいったなぁと思ったものの、「お魚系はアンタに任す」と家族はすっかりこっちに責任をおっかぶせてくるではないですか。
やれやれ、しゃあねぇなぁ。
じゃあベランダで水鉢でも使ってビオトープを楽しむのもいいかなぁ…。
そんな具合に気持ちを切り替えて、ベランダに領土を確保して、金魚ちゃんたちの永住の場所を作り上げました。残念ながら水鉢は高いのしかなかったんで、そこはもう「カブトムシ用の虫かご」でがまんすることにしてですね、底砂しいて、水草植えて、ホテイアオイなる浮き草もうかべたりなんかして。
ああ、なんかベランダに水場があるとちょっと涼しげで良いですよ。
ただそれだけだと藻が発生したり、ボウフラがわいたりと、困ったこともおこりそうです。
そんなわけで、我が家のベランダには、「金魚とメダカとエビちゃん」が共生する、ちっぽけな池ができあがったのでした。メダカがボウフラの類を食し、エビちゃんが池の中に発生した藻やゴミを食し、そして二酸化炭素をはき出して、それを吸った水草が光合成をして酸素を供給する。
ああ、すばらしきかな命の神秘って奴ですね。
金魚?
まぁ住まわせてはやりますが、あくまでもメインはメダカちゃんです。
つがいで二組を追加投入したメダカちゃんたちだけに、いつかは産卵がはじまって増えてくれるのではないかなと、そんな風に当初の目的を見失ったりしながらも、ひそかに楽しみが増えた今日この頃なのでした。 |