拙著やWEBサイトへの感想だとかお仕事依頼のメールだとか、基本的にウチのメールボックスへ届けられるメールは嬉しいものが多く、そのためスパムな英語件名の中に日本語で書かれた件名を見つけると、おやおや何でしょうねと楽しみに読んでいたりいたします。
まぁ、そんな日本語件名の中にも、「自由恋愛を楽しみたいな」とかうるせえエロサイトスパムめコンチクショウというのは紛れ込んでるわけですがね。
そんな中に、お仕事依頼ともちょいと毛色が違う、とはいえ感想メールの域にもおさまりきらない、かなり珍しめなメールが先日届きました。
なんでもプログラマを目指す若者さんが拙著を読んでくださいまして、ファンになられたと。実にありがたいお話です。それでですね、是非とも私にプログラマとなるための講習をやってもらえないだろうかと、そう言うのでした。
「やってもらえたらいいな」ではなく、「やってくれないか」です。
もちろんお金は払いますと、そう書いてありました。
う〜んと悩みますよね。講習自体はやろうと思えばできますよ。結局は新人をはじめに鍛え上げてたことと、同じことをやればいいわけですからね。それにまぁ少しばかりの言語講習をくっつけたとして、でもいっぱしにしようと思えば半年はやっぱかかっちゃうよなぁと思うわけです。
はっきりいってそんなお金、個人が負担できる額を間違いなく超えちゃうはずです。
しかもですよ、そこで何を学んだと言ったって、おそらく企業の採用担当者さんは、「だからどうしたの?」と加点してくれることはないでしょう。
だって私個人にはそんな信用力あるわけないですから。
若者といっても20代半ばを過ぎており、そのための焦りというものを内容からは強く感じます。なんとかしてあげたいなぁとは思います。しかし焦って頼ってくる人に対して無下にはできないわけですが、こちらも霞を食って生きてくわけにはいきません。
なのでやはり、「やるからにはそれなりのお金をいただきますよ」となるわけです。
しかしそもそも、現実的な解としては、頼るのは私ではなくて己であり、熱意をぶつける相手は私ではなくて企業の採用担当であるべきです。
そんなわけで、講習そのものはコストパフォーマンスからいっても、絶対アンタのためになると思えないよという旨を返信することにいたしました。
ただ…ですね、ひょっとして「景気付け」と言っちゃあ語弊がありますが、つまりは話を聞いてもらいたいのかなと、そこで生の声として自分へ向けられたアドバイスというものを聞きたいのかなと、そう思いました。それで、あきらめそうになっている自分へ活力をそそぎこみたいというかですね、そういったことなのかもしれないと考えたわけです。
う〜ん、それならまぁ1日かかんないよなぁと。
それでも無料で、というわけにはいかないけども、これならそんなにむちゃくちゃ高額とはならずに済みます。じゃあ後はその人が対価として妥当と考えれば「お願いします」となるだろうし、そうじゃなきゃ「やめときます」となるんだろうし。そこはこちらが迷惑だと思わずに済む料金を設定させてもらって、後はお考えくださいでいいのかな、それでお互い納得できるのかなと思うことにいたしました。
そんなわけで返信にはその旨もちょこっと追加して、そうしたアドバイスを得るといった内容でも構わないというのなら、また改めてご相談くださいなとメールを返したのでした。
しかしなんだなぁと、なんでスルーできないものかなぁと思いますね。
実は昔からですね、そうした「プログラム講習」な部分を設置して、それを「システム開発な現場」と密接にくっつけた形の会社できないもんかなぁと思っている自分がいたりします。それがあるもんだから、こうした話を聞いちゃうとスルーしちゃうってわけにいかんのでしょうね。
さてさて、どうなりますことやら。 |