2003/09/01 『Linux生活日記』

先日より検討していたLAN内の常時稼働サーバが、ようやく設置完了いたしました。一社目の会社を退職して以来、UNIX系のOSさわるのなんか久しぶり。もともとそんなにふれあう機会のなかったOSなもんで、覚えてるのっていったらlsコマンドくらいのもの。
当然わかんないことだらけでかなり苦労したのでした。

そんなわけなので
「UNIXコマンド ポケットリファレンス ビギナー(←ここ重要)編」
この本はしばらく手放せそうにありません。

とりあえず知識がないのは重々承知の助。ここは凝ったことを考えずに一番情報の多い奴にしよう。そんなことを考えて当初選択したディストリビューションはRed Hat Linuxって奴でした。
今回は勉強も兼ねてるわけですから、単なるインストール本なんか買ってもしょうがない。えいやっと、「Red Hat Linux サーバー構築 完全攻略」なる4,500円のバカ高い本も購入。

やれやれ、一苦労でしたよまったく。
でもSuSE Linuxのマヌケなカメレオンを見ていると、なんだかそんな心もふっとなごんで癒されてみたりするわけです。

あ?Red Hat?
sambaの設定で苦労した挙句ですね、「同じ苦労するのなら気に入った奴で苦労した方がまし」という結論に辿り着きまして。
インストール完了後、1日と持たずに廃棄処分になりました。
結局設定で苦労してたのは、完全攻略くんがウソ情報書いてたせいだったんですけどね。

しかしこの本、これに限らずなんか「ウソっぽい」記述が散見するようにも思えます。今はもうRed Hatから離れた状態で、「参考意見」として眺めてるんで、本当に間違いなのか検証はできませんけどね。全面的に信じて悩むとドツボにはまったり、肝心なことが書いてなくてうろたえたりすることになりそうです。
しかし、こんだけの情報量詰め込んでりゃそれもしょうがないのかな。よく書いたなぁと思うし。
そうした情報量の多さといい、ディストリビューション変えても「十分参考としてなら使える」ことといい、買って失敗したとか思う類の本ではありません。何よりも、設定例にこだわるのではなくて、思想部分とリファレンスをきっちり書いてくれてるのがありがたいです。そこが一番「初心者として必要な知識」であり、「傍らに常備するために必要な情報」であるからです。

しかしこのOSはハマりますね。
設定にしくじってハマるってのもありますが、何よりも「育てる楽しみ」みたいなのがあってハマります。Windowsで仮サーバ作ってる時とかは大抵「とりあえず動けばいいや」で終わるんですけどねぇ、こいつだと「もっと細かく、もっと詳細に」設定を詰めていきたくなるんですよね。
そうしてどんどん使い勝手が上がり、こっちもそれに慣れ、そして欠かせない存在となっていく。そんな感じに思える一品です。

つか、コマンドラインベースでオペレーションが完結するOSさわってると、やっぱりこっちの方が楽でいいよなとか思うです。


2003/09/04 『1日1本』

無事に稼働開始とあいなったLinuxサーバくんですが、まだまだ細かな設定は残っています。あくまでも「とりあえず必要なサーバプロセス」だけ動かし始めたという話であり、カレーで言えば具を炒め終わりましたってあたり。まだまだこれからコトコトと煮込んでやらなきゃ、いい味には仕上がらないのです。

そんなわけで、今は「1日1本」を合言葉にしています。
一気にやろうとすると疲れるので、今日はコレと決めた1本(もしくはテーマ)だけやると決めたのです。

のんびりじっくり、コトコト育てや我がサーバ。
そんな感じ。

さて、このサーバ機を作るにあたって、そりゃあ色々パーツを買い込んできたわけです。ベースとなるベアボーンはShuttleのSS51G/W。もうちょっと静かかと思ったんですけども、感覚的にはドリームキャストとプレステ2を同時に動かしてる程度の騒音がしています。HDDにSeagateの7200.7をピックアップしたのもいけなかった。こいつ自体はたまにアクセス音が「シャリシャリシャリ」とさざめく程度で、実に静かなもんなのですが、筐体を振動させて共振音が結構耳障りなのです。今はケースに本をたてかけることで抑えてますけどね。

その他にも100BASE-TXのスイッチングハブを購入したりと、小物類にも手を出してたんですけどもね。今回そうして手を出したパーツや周辺機器の中で、もっとも「これはすばらしい」と思えたもの。
それはKVM切替器でした。

実は以前購入した「PCすいっちなDX」は、その後しばらくしてメーカーさんに引き取ってもらうことにしたのです。致命的なほどの欠陥はなかったものの、マウスの動きや画質など、使っているとやはり少しは気になってしまいます。しかもホットキーの動作だって、今ひとつ不安定さが残る出来でした。
今回サーバ機を増やすにあたっては、やっぱり切替器がいるなぁという結論に至りまして、それで新規に追加購入だとあいなったわけです。

んで買ってきたのが「PShare EX」。しめて29,800円也。
バカ高です。
しかも初期不良にあたって、一回秋葉まで往復させられました。
実にお高い奴です。

でもこれが実にいいワケですよ。画質、動作、ともに申し分なし。ホットキーは3種類あるウチのどれでも好きにON/OFF切替ができますし、5つボタンマウスだってまったく誤動作いたしません。鉄で出来た筐体はそれなりの重量がありまして、それに加えて裏のゴム足がしっかりふんばってくれるんで、ボタンを押してもそうそう動いたりいたしません。もちろんコードがぶらさがってることでふらついたりなどもいたしません。
本当ならディスプレイのPnP情報を記録してくれたりもするみたいなんですけどね、それはこちらがBNC接続しちゃってるせいで試せませんでした。

なんせごくフツーに、思った通りに、すんなりと動いてくれる奴なのです。

他で痛い目を見てないと、このすばらしさってちょっと実感できないかも。でも、KVM切替器ってジャンルにおいては、こうした「ごくフツーに」扱えるってことがとにかくすばらしいんですよね。

さて、次はUPSかな。
いざファイルサーバを常時稼働させてみると、やっぱ停電が怖くてねぇ。


2003/09/10 『APC CS 500』

実際に停電が起きてからじゃあ後悔してもしょうがない、思い立ったが吉日だと、UPSを勢いにまかせて購入してみました。APCのCS 500って奴です。パソコンとはUSBで簡単接続いたします。

付属の管理ソフトはLinuxに対応してないもんですから、とりあえずメインPCのWindowsXP機に接続して動作確認をしてみます。ついでに各機器の消費電力もはかってみたりして。
メインPCが200W前後。ディスプレイが120W前後。そしてサーバ機が80W前後。そんな結果となりました。
当初はサーバ機だけ接続する予定だったんですけども、これならディスプレイもセットでつないでおいても10分程度は持つ計算になります。それならばってことで、当面はディスプレイとサーバ機をUPSにつないで行くことに決定いたしました。

しかしあれだね、UPSのバッテリ運転用端子に接続すれば、そこで使われる消費電力をリアルタイムで監視できるんだけど、これって結構楽しいね。パソコンで電気代いくら喰ってんのかなぁと気になってた最近だったので、これは思わぬ余録でございましたですよ。

ところがこのUPS、Linux側につないでみたんだけども、どうも監視ソフトがうまく動きません。apcupsdっていうフリーソフト使うんだけどね、USB接続の場合は最新版をソースからビルドしてシステムに組み込まないといかんのです。ところがSuSEだと、ここでちょいとエラーが起きちゃう。めんどくさいなぁ、う〜。

結局そのあたりをゴニャゴニャして使えるようにしてみても、よく考えたらUSB機器としての認識ですでにずっこけてやがんのね。ホットプラグで認識自体はするものの、ドライバが割り当てられずに困りましたと保留されちゃっているのです。

う〜ん。

HIDデバイスとしてベンダIDとプロダクトIDを登録しちゃえばいいのかしら。そんな気もします。しかし違うような気もします。どうもまだ作法というか、パターンが読めてないので、何かひっかかるとなかなか解法へ向かうことができません。

ふと見れば、専用シリアルケーブル 2,000円也の文字。
これなら最初っからSuSEで用意されている版のapcupsdで対応してるし、USB機器の認識うんぬんなんてこともないはず。

原稿進めなきゃいけないのに、こんなことで1日浪費しちゃったよ。そんな後悔の念とともに、購入ボタンを押す自分がいたのでありました。


2003/09/17 『新刊の本文が書き上がったのだ』

一時の勢いは薄れつつあるものの、いまだ増刷を繰り返してくれている孝行者な「SEのフシギな生態」。今はこれの続編を執筆しているわけなのですが、それがですね、ようやっと今日、本文に関しては書き上げることができました。

わーいわーい。

まだ若干直しを入れたりして詰めていきたげなとこはあるものの、ひとまず頭からケツまでを網羅することができたわけで、途中大スランプに見舞われて一向に進まなくなった筆に嘆いていた身としては、やはりほっと胸をなで下ろしてみたりなんかしちゃうわけであります。
そして今日からは、まんがをガシガシ書いていくことになり、それができあがればめでたく刊行と。

目標は10月に置かれていたんですが、それは無理ですかねぇ。う〜ん、どうだろ。まぁ遅くとも11月には書店へ並ぶことになるでしょう。

今回はコラム部分をマンガにするなどして、マンガの点数を若干増えるようにしてみたいなとか思っておりまして、今はそれを担当さんと調整中。
あと一息…というか、折り返し地点は過ぎたわけなので、がんばってゴール目指してのラストスパートをいたすのです。

んが。

娘の風邪をうつされて、ここんとこずっと発熱中。
この熱がハイになる方向へ向かってくれりゃあいいんですけども。


2003/09/22 『プロダクションかぁ』

筆が遅い、どーにも筆が遅い。そんなわけで最近薦められたりしているのが、プロダクション化をめざすということ。アシスタントさんとかつけて、もうちっと大量生産できる体制を整えていった方がいいんじゃないかってことです。

今は一本仕事が始まると、ほとんどその他の仕事はお断りさせていただいている状況なため、確かに生産性を上げたいなぁ…なんてことは良く考えます。そもそも単価設定とかが苦手なもので、そのあたりで敬遠してしまうことになる仕事があるのもちょっと考え物。
これじゃあ同じような仕事ばっか選んじゃって、経験値がたまっていかないね、なんて危惧もあるんですね。

そうは言ったって、じゃあアシスタントさん雇うのかってのはまた別な話。人を雇うには先立つものが必要なわけだし、場所だって必要。そもそも何をやってもらうことでどれだけ自分が助かるかってことをちゃんと考えなきゃいけません。
う〜ん、何が助かるんだろか。
下書きするわけでなし、なので消しゴムかけがあるわけでなし、ベタやホワイトもないしね。色つけか?それがなくなることでどんだけ助かるっていうんだろか?
逆に質を落としてしまう結果につながったりしないんだろか?

こういう時、同業者でお友達がいれば何かと助かるんでしょうけどね。

個人的にはプログラマ稼業の方でいずれは組織化したいなぁなんて考えもあるわけで、そちらとの兼ね合いだって考えなきゃいけません。そもそも最終的に自分の軸足はどこに置くのか、それすら決まっていないといえば決まってないわけです。

そんな現状を打破するためには、とにかく働けるうちにガシッと働いて、まずはしっかり稼ぎをあげちゃうこと。金に余裕ができれば選べる選択肢だって増えてきますからね。
それ働け、やれ働け。それが今は何をグダグダ考えるよりも一番大事なことなんだぞと。

あ、そうそう。最近WEBブラウザをInternetExplorerからMozillaFirebirdって奴に変えてみました。ブラウザを乗り換えるなんて、はてさていつ以来なんだろかと思うくらい昔のことなので、なんだか新鮮に感じる今日この頃。
なかなか軽快に動いてくれるし、色んな機能が便利だしと、かなりお気にとなりました。
こういった普段手に触れることの多いアプリが変わると、なんだか気分もリフレッシュされますよね。うんうん。

一番大事なことうんぬんの前に、こうやって現実逃避するクセをなんとかしないとねぇ。


2003/09/26 『あぁ9月が終わる…』

担当編集者さんから申しつけられている、今回の書籍に関する原稿の締め切り期限。それが9月いっぱい。
「9月中にはできそうですよね?」
何度そういった確認をいただいたかわかりません。

その9月が、そろそろ終わろうとしています。

さて、原稿の進み具合はというと…考えたくありません。
少なくとも、終わりそうな気配が漂っていないことだけは確かです。

ところでマンガを描いていると、必然的に元ネタとなる本文を読み返す必要が出てきます。それがですね、なんだか読んでると文が荒れていて、かなり見苦しいのです。なんだこれ。

当然直し入れなきゃダメだなぁと思うのですが、それをどのタイミングでやるべきか。そこがちょっと悩みドコなのです。初校の段階でやるとしたら、全部赤入れになっちゃうもんな。んじゃ手書きか。
そんな量ですむかな…。
そう考えると怖くなるわけですよ。

じゃあ今やっちゃうか…なんて言ってたら、いつまで経ってもマンガが進んでいかないわけで。んじゃとりあえずマンガだけでも、「絶対直しなんていらないもんね」というクオリティに仕上げて切り離すか。
そんな方針で、現在は進んでいます。

でもさぁ、酷い文章見るとやっぱうずうずするんすよねぇ。
なんでおれこんな文章書いちゃったんだろ。フシギフシギですよ。

フシギフシギといえば、フシギなもんだねぇと感じることがもうひとつ。

最近ね、どうも脳みそのバランスが取れていないように感じるのです。たとえば「う〜ん…」と考え事をしていたとします。ふと良い案が思い浮かぶ、よしそれだと思う。ぐるぐるぐるぐる〜とそのアイデアが流れ出す。

そして追いつけなくなるんです。
すごいスピードで流れ出したなと思ったら、そのまま流れっぱなしになっちゃって、まさに字面通り「流れ出して」しまうんですね。流れてどこかへそのまま出てってしまうのです。

年のせいで記憶力が散漫になりつつあるのか、はたまた煙草をやめたせいで脳の回転が早くなっちゃってバランス取りにまだ手間取っているのか、さぁ果たしてどっち?ってな感じなのですが、できれば後者であって欲しいところ。
止めれないんだよなぁ。以前だと本を1ページずつめくるように、慎重に記憶をたぐることができたはずなんだけども。

思えば今回の本文に文句が多いのも、そうしたことが影響しているのかもしれません。
いっきに生活習慣変えちゃったもんだから、色々とまだ過渡期にあるのかもねと考えたりする私なのでした。