2003/05/01 『新刊の見本誌が届きました』

cover - 「SEのフシギな生態 〜失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条〜」さてさて、先日執筆を終えて、すでに本サイト上でも何度か宣伝をしていた書籍、「SEのフシギな生態 〜失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条」がとうとう印刷所よりあがってまいりました。

そんなわけで私の手元にゃ出版社さんより送られてきた実物がころがっているわけです。

何度も繰り返し宣伝している通り、中身はこのサイトにおける「そんなこんなの日々」と「よもやま日記」のSE版とも言えるもの。先輩SEのトホホな失敗に学ぶ…って要は俺の失敗集じゃんってなとこが若干ひっかかりはしますけど、一生懸命書いたかわいい書籍です。

当初は自分の体験談だけで埋めるつもりだったんですが、それじゃちょっと足りないねってなったのは良いことなのか悪いことなのか。結局色んな会社の方々に取材させていただいて、めでたく完成となりました。みんな色んな失敗してんのねぇと微笑ましくもあったりしてね。

さてこの書籍。編集さんと「一般書として置いてもおかしくない本にしよう」と手がけただけあって、読み物としても楽しんでいただけるようになってます。是非とも本サイトを気に入っていただけている方々には、買っていただきたい本なのです。きっと気に入ってもらえると思いますホントに。

印刷所から出来上がりが届いた後、担当編集さんのもとには「見本誌くれ」と社員の方が続々いらしたそうで、その反響たるやこれまで編集さんが手がけた書籍の中でも一番だったのだとか。パソコンのことなんか良くわかんない女の子からも「おもしろい」って感想が届いてるというし、次に出版社さんを訪れる時はでかい顔して乗り込んで良いというお墨付きまでいただきました。

後は本当にこれが売れてくれるだけ。
すでに続編の企画がスタートしているだけに、ひたすらそう念じる私なのでした。

あ、実際に書店へ並ぶのは大きなとこで今日から3日後くらい。全国の書店さんには1週間後ぐらいには行き渡ることになると思います。


2003/05/06 『ウソのようなホントの話』

「SEのフシギな生態 〜失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条〜」がいよいよ発売となり、店頭に積まれるのを楽しみに待つ今日この頃。とはいえですよ、なんのなんの「図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説」だって、まだまだ売れてくれています。

そうなんです。こいつの増刷がまたもや決定してくれたのです。

いやめでたい!ほんとに嬉しい!

すっかり近所では平積みなんてされることのなくなった書籍ではありますが、それはそれ、新刊やよほどのベストセラーもの、もしくはシリーズものとして売り場面積を確保してるものとかね、そんなのでもない限り延々と平積みしてもらおうなんてのは難しい話なのでしょう。当然平積みされないということは、徐々に売り場でも数を置かないということになるわけで、一冊だけかろうじて棚にささってる図、なんてものもくさるほど見ることになるわけです。

そしたらね、当然返本率も増えますやね。

ところがこの書籍、返本率が他のものに比べてかなり低いんだとか。通常の約半分程度しかないんだって返本。
今回の増刷がさらに嬉しい理由がこれなのです。つまり初期の「書店ばら巻き」後、完全に行き渡って返本されるものはされて、それでもまだ足りないから増刷しなきゃならなくなった。こういう図式になるわけなのですね。

安定して売れてくれてる証しと言えるのではないかと、そう思うわけですよ。
さらに言えば、目先のもの珍しさだけで売れたのではなく、内容そのものがちゃんと良いと評価された上で売れてくれている。いや、売れ続けてくれている。

そんな欲張った想像なんかもしちゃうんですね。

ただ、これ書くのかなりエネルギーを浪費するもので、なかなかシリーズとしてさぁ次の書籍…ともいきません。この系統一本って絞っちゃうと、これが飽きられた時、次の展開を考えられるかって不安も出てきますしね。
そんなわけで、今は自分の引き出しを広げながら、シリーズ展開できる鋭気を養っているというか、そんな感じ。プログラマ版の用語集とか、そんなのもちゃんと忘れずに次回作キューとして順番待ちしているもので、そういった次回作が欲しいと要望を下さった方々が「もういらない」ってなる前にお届けできるようしたいなとは思っています。

そして最後に。

この「図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説」、台湾でも出版されることが決まりました。
台湾ドルって安いから、それで別にお金がたくさん入るなんてことはないんですけどね。それでも自分の書いた本が、海を越えて出版される。しかも現地の言葉に翻訳されて…。

それってとてもワクワクすることですよね。

これが標題につけた「ウソのようなホントの話」。自分のイラストが、どんな具合で現地語に置き換えられてあがってくるか。それが今から楽しみであったりするのです。


2003/05/07 『SEの生態-テスト販売はほぼ完売』

技評さんの常なのか、どこの出版社さんもそうなのか、新刊を出すにあたっては、都内の大きな書店さんで先行してテスト販売というものが行われます。詳しくは知らないんですけどね、多分流通にのって出回るより先に、営業さんが個別の書店へ直接卸して売れ行きを先行テストするとか、そんなのじゃないですかね。

そうしたことから、発売日に関しても「早いとこでは3日あたり、遅くとも8日には書店に並ぶ」、そんな言い回しになるのです。

さて、このテスト販売にいったい何部回されているのかあたしゃ知りません。
どの書店で売っているのかもあたしゃ知りません。

とにかく一般に並ぶのは明日の8日。それがひとつの楽しみであり、並び始めたら近所の書店を回って観察してこようとか、そんなことを考えてるわけですね。

そんなところへ、担当編集者さんからメールが届きました。

明日の発売日を前にして、テスト販売ではほぼ完売という結果が出たのだとか。

まじですか?一週間も経ってないじゃないですか?

とりあえず今日は幸先良い門出を祝して祝杯をあげたいと思います。
風邪で扁桃腺腫れまくっていますけども。


2003/05/08 『発売されてるか見てきました』

今日は新刊の発売日。ってなわけで、駅前の本屋さんをちらりとのぞいてまいりました。
この本に関しては、平積みしてもらう時用にPOPも出版社の営業さん側で用意してるらしいんですね。それもちょっとしゃれをきかせたような感じで、このサイトにのっけてる4コマまんがもそこに散らしたりなんかして。
今回のぞきに行ったわけは、そのPOPとやらを一度見ておきたかったからなのです。どんなのなんかなぁってね。

最初に向かったのが、駅前にある有隣堂。2階建てになっていて、1階のレジ前にはベストセラー本置き場があるんですけど、実はここにSE本コーナーも特別に設置されてるのですよ。ひょっとするとそんなとこにあったりして、なんてうすら期待してたんですけども…。
置いてませんでした。
一冊たりとも、1階にも2階にも、見あたりませんでした。

ちくしょ〜、このまま帰れっか〜、と気持ちを新たにして、今度は駅ビルまがいの建物に入っているLIBROまで出張。
やっぱりありません。

あ〜、発売日だっつっても、こんな片田舎まではまだ届いていないのかなぁ。

と落胆していると、その足元で店員さんがごそごそして、目の前にドンと本を置いて行きます。陳列しなおしてるみたいね。
って見わたしたら、ありましたよ、新刊がすぐそこに新しく平積みされて出てきましたよ。

そっかぁ、発売日として届いた書籍は、まだこうやって並べ替えられてる最中だったんすねぇ。

でも噂に聞いていたPOPは結局出てこずじまい。見たかったのになぁと重い足取りで、勉強用の本を何冊か購入して書店を後にしたのでした。

んで帰ってきて、昼飯にカップヌードルずるずるすすったりなんかして、あ〜食った食ったと一息ついて。
らくがき帳を見たんですね。

もう購入して、読んだって人が出てきてますよ。
早すぎですよ。

そんだけ楽しみにしてくれてたのかと感謝する反面、それだけ楽しみにしていたとすると、期待外れだった時のショックも大きかろうという想像がムクムクと。
これから先の一ヶ月間が、「んだよふざけんなよつまんねぇんだよ」なんてキビしいお言葉で彩られないことを願って止まない小心者な私なのでした。


2003/05/09 『しつこく新刊の話だったり』

あんまし連日新刊の話ばっか書いてるものあれだしなぁってことで、今日あたりからは違う話題へ話を変えていこうかな…などと思っていたのです。

思っていたんですけども。

あまりにもびっくりしたものでご報告。

…。

増刷が決まりました。

いいですか?もう一度言います。

増刷が決まりました。

…。

発売からたった1日で増刷決定って…。

自分でも驚くしかありません。


2003/05/12 『メールばっかり書いてます』

今日は朝からメールラッシュ。ラッシュと言っても「たくさん来るよウワー」ってわけじゃあなくて、一応仕事を土日もしくは金土のどちらかを休みとする週休2日制って決めてあるので、週始めはやっぱり仕事上の連絡だとかそういったメールがたまってるんですね。

中にはそれなりに急ぎの用件もあるわけで、そうすると返事を書いてる間に別のメールに対する返事の返事が返ってくる。それの返事を書いてたら、またさっき書いて出したメールの返事が返ってくる。

そんなおっかけっこがおやつの時間になってても終わらずに、あらあら気が付けばメールばっか書いてんじゃんと「メールラッシュだ〜」ってな感覚に繋がるのです。

そして気が付けば、やらなきゃいかん仕事が未だ手つかずと…。
そしてちょっと気分転換と部屋を出れば、「あだ!」と娘に発見されて後を追い回されたりと…。そうなると部屋に戻ったら泣かれちゃうから、飽きられるまで相手しちゃったりするんだなと…。

ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ。

そんなことを思ってたら、提出したラフに対してダメ出しの返信が返ってきてさらに仕事が増えちゃったりしてるじゃんかと。

ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ。

今晩見る夢は、きっと自分がハツカネズミになってカラカラ空回りしてる夢だと思います。


2003/05/13 『楽天品切れ』

R's factory楽天ブックスでは、とうとう「SEのフシギな生態」が品切れとなってしまいました。出版社側でも品切れになっちゃってるんで、こりゃしばらく楽天では買えないんでしょうな。買い物かごに入れようとしても受け付けてもらえなくなってるし。

んでもAmazonとか、esbooksとか、そっちには在庫があるようなんで、買いたいよ〜と言ってくださるありがたいお方はそっちで買うようにしてもらえりゃモーマンタイなのです。

Amazon-「SEのフシギな生態 〜失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条〜」
esbooks-「SEのフシギな生態 〜失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条〜」

Amazonだとアソシエイトプログラムなるものに参加してるんで、お買いあげ金額に応じて数%のキャッシュバックがこちらの懐に転がり込むことになり、あたくし的にはうっしゃうっしゃウハウハなのですが、1,500円以上は送料無料ってなってるんで、今回の書籍に関しては送料がかかることになっちゃいますね。esbooksならば、コンビニまで受け取りに出向く必要はあるものの、送料無料で取り寄せできるようです。

Amazonでは一時期売上ランクが200番台にまで行ってくれましたが、今見たところ随分とランクダウンしちゃってますね。esbooksではどうかというと、こちらはコンピュータの新刊ベストセラーでは現在第1位。既刊ベストセラーでも第7位につける活躍を見せてくれています。
これが今後どう推移していくか、それもなかなか楽しみなところ。

あ、そうだそうだ。

cbook24-「SEのフシギな生態 〜失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条〜」

ここも在庫アリですね。
ここなら送料完全無料で注文することが可能でございまする。


2003/05/14 『責任とこだわり』

前作の「ネットワークの重要用語解説」が売れたおかげか、このところネットワーク用語の解説といったような仕事のオファーが、たて続けに飛んでくるようになりました。これに加えて、今まで一緒に仕事をした方が自分を売り込んでくれるケースも発生しておりまして、どうやら目先の仕事が見つからなくて冷や汗流しっぱなし…という身分からは脱却しつつあるようです。

しかしここがひとつの分岐点。そんな気がするんですね。
天国へ進むか地獄へ堕ちるか、そんな選択がすぐ目の前に迫っているような気がするのです。

方々から仕事が流れてくるようになる。それはすなわち「懇意ではない方からも仕事がやってくる」ということを示します。
書籍の挿し絵やムック本の一節、共著ものの本や出版社からのオファーに追従して書く書籍。それらの多くは自分のこだわりを差し挟む余地などなく、前作、今作とこだわって書くことのできた仕事と比べれば、自分にとってつまらない仕事ということになります。もっと言えば、「売れると思えない」まま書くことになりかねません。

イラストなんかの場合は、懇意にしてる著者さん相手だと楽しいんですけどね。その人自体が自分の絵を気に入ってくれてるから、逐一感想が届いてはげみになりますしね。「きゃ〜、この絵最高〜」って言われりゃ次のはもっと驚かせてやるぜって思いますけども、何の反応もなかったり、それが当然みたいな扱い受けりゃあ自然と絵だってトーンダウンするものです。
そして、このトーンダウンした絵を描く作業ってのが、結構つらいもんなんですよ。

そしてこれが大きな分岐点となるんですね。

仕事のオファーが増えたからといって、なんでもかんでも受けちゃうとします。つまらない仕事ってのは精神的にかなり疲弊します。でも目先の金は入ってくるかもしれません。
けれどもそのせいで、本来こだわって書けるはずの書籍まで、エネルギー不足で数をさばけなくなっちゃったりしたら…。そしてこだわりの書籍を気に入ってくれた人たちも、モタモタしてるうちに去っていってしまったとしたら…。

書いても書いても売れやしない、苦しい苦しい老後の世界。
そんなのが待っているわけですよ。

じゃあこだわろうってんで、気乗りしない仕事を断りだしたとします。たいしたキャリアがあるわけでもないくせに、アイツもう自惚れだしやがったよ。ああ、いいよいいよ、あんな奴に仕事振るのやめよ。そういう人は必ず出てくるわけですよね。

気がつけば誰からも仕事がこなくなっちゃった晩年の冬。
そんなことは十分に有り得ます。

そして、どちらが正解かは時間が経ってみないとわかりません。

そう、結局わかんないんですよね。

だったらさ。
どっちにしてもわからないんだったらさ。
自分が楽しめる方を取るってことでいいじゃない。

何よりも、「前作がおもしろかったから、今作にも期待してました」なんてありがたいことを言ってくれる人相手に、「その仕事は例外」なんて失礼な言い訳を作るべきじゃありません。そうした期待に応える責をある意味おってしまっていると思うのです。

そんなわけで、今抱えてしまっている仕事が一段落ついたあたりから、目の前の分岐点を舵取りしていこうと思います。
当たれば倍、はずれりゃ0と、ポーカーゲームでダブルアップの繰り返し。
結局人生なんてそんなもんなのかもしれないなぁと思う今日この頃。


2003/05/15 『礼服を買いました』

今月末に妹の結婚式があるもんだから、礼服が必要になりました。おやじのお下がりは一個持ってて、アニキの結婚式なんかにはこれを着てったわけなんですけども、どうもこいつが気に入らない。
妙にチンチクリンになっちゃうんですよ。

もともと自分は体型的にダブルのスーツってものがまったく似合いません。シングルならまだまし、シングルの3つボタンになってやっと体型にフィットする。そんな感じなんですね。だからダブルの礼服が似合わないのもいたしかたなかろうと思ってたわけなのですよ。

ところが先日ですね、式に備えてこの礼服をちょっと羽織ってみたんですよ。会社辞めてからウエストがきつくなっちゃったなぁってのが、ばぁちゃんの葬式ん時にわかったものですからね、すこしサイズ直しする必要があるかと思ったんですね。したらどうやらズボン丈は短いし、袖丈も短いし、肩もきつきつだし、そもそも上着の丈も足りてない。ただしウエストだけは元に戻ってたらしくてちょうどときてる。
なんだよ、ぜんぜんダメダメじゃないのコレ。そりゃチンチクリンにもなっていたしかたないわね。ってなことになったのです。

そんな流れから、自分に合ったサイズのものを新調することにしたのでした。

とりあえず駅前のコナカにお出かけ。礼服にもシングルの3つボタンがあると聞いていたので、それもいいなぁと思ってました。ところがよくよく聞いてみると、シングルの礼服ってのは、結婚式にはいいんだけど葬式には似つかわしくないものなんだとか。それじゃあ使い回せないんで却下です。
しかしですね、ダブルの礼服をあわせてみたんですけども、これがまた笑っちゃうくらいに似合わないんですよね。

自分の体型って、肩幅はそれなりにあるらしいのです。ところが脂肪のつかない体質なもんだから、よほど鍛えでもしない限り身体にボリュームはつきません。当然運動なんかぜんぜんやっちゃいないので、ボリュームなんてありません。その結果、ウエストはかなり細身なのです。
しかしケツと足回りに関してはそれなりに筋肉がついてるようで、ウエストにズボンをあわせてしまうとそのあたりで不自然さが出てくるんですね。

さすがは会社在籍時の定期検診で、スポーツ選手並の体脂肪率だと言われただけのことはあるようです。

こんなのだから、ダブルのスーツなんて着た日にはアナタ。肩はあってるけど胸と腹でふよふよスーツが垂れ下がり、ケツと太ももにひっぱられたズボンは妙に細っこくてパンクロッカーのズボンスタイルさながらです。

新調する必要性はわかるんだけど、ここまで似合わないものに金を出すのはいかがなものか。
思わずかみさんと2人、途方に暮れてしまったのでした。

すると、そこへ店員さんが「旧式のスーツならひょっとして」と言って、一着のスーツを出してくるではないですか。もともと礼服ってのは軍服からきているものらしく、昔は現在の型ではなくて軍服スタイルの6つボタンダブルが主流だったというのです。

そしてこの6つボタンダブル。
身につけたシルエットが、なんとシングルの3つボタンと似通っているんですよ。

もうこれが気に入っちゃって気に入っちゃって、絶対これ、これ欲しい!そう思って値札を見たら78,000円。
買えるわけがありません。

その後コナカを後にして、ダイエーでもっと安いのないかなぁとうろつきますが、どこもかしこも「それはもう主流じゃないから置いてない」と悲しい答えを返されるのみ。
もう諦めて、何も考えず一番安い礼服買って帰るかぁと肩を落としたその時です。「イージーオーダーならご用意できます」という店を見つけたのでした。
イージーとはいえオーダーメイドになるんで、サイズは自分の寸法にぴったりあわせてもらえます。それでスタイルは4つボタンダブルだろうが6つボタンダブルだろうがお好み次第。しめて39,000円。

まさかほぼ似合うことを諦めかけていた礼服で、こんなに仕上がりが楽しみな買い物をできるとは思ってなかったですよ。
今はとにかく出来上がってくるのが楽しみで、それを着て出席する結婚式も一層心待ちするようになりました。

やっぱりちゃんと探してみないと、自分に合う物があるかどうかなんてわかんないものなんですね。


2003/05/17 『拾う神と捨てる神』

esbooksのコンピュータ部門書籍売り上げにおいて、「SEのフシギな生態」が既刊、新刊の両部門でベストセラー第一位に輝きました。うひゃひゃうひゃひゃ、やったやったバンバンバン。ってな感じに机を叩いて喜んでいたところ、佐川急便がお荷物ですよ〜とやってきたのです。

はてなと受け取ってみると、送り主はカノープス株式会社。
あ、そういやMTV2000を修理に出したまま、連絡こないんで放置してすっかり忘れてたよ。ってなことを思い出しましたです。
有償修理の場合は事前に連絡よこすって話だったんでねぇ、連絡こないで物が返ってくるとは思ってもいなかったのです。

中には一通の修理なんとか書ってなもんが入っており、検査結果とその結果何をやったかってことが書いてあります。現象は先方でも再現したと、んでその結果「PCIバスコネクタ清掃」したら直りました…って、清掃だけ?ほんとにそれで直っちゃったの?ほんとのほんとに?

検査は無料にしてくれてるんで、清掃だけでお金とるのもねって思ってくれたんでしょうか。どうやら無料で全部片がついてしまったようなのです。
新刊の売り上げ好調ぶりといい、壊れたはずのコイツが無事な姿で帰ってきたことといい、これは何やらワタクシの運勢ただ今絶好調って気がしますよ。

いよぉし、んだったら久しぶりにパソコンでテレビ見れるようにしちゃうぞ〜。

ウキウキと再セットアップを完了して、MEDIACRUISE立ちあげて見ればかつて元気だった頃のようにテレビ画面が映し出されてまいります。ほんとに清掃だけで直ってるよこいつ。
よしよし、ならばモニタ画面表示に切り替えて、しばしのんびりテレビ鑑賞といきますか。

…。

ハードウェアのエラー。

えと、拾う神があらわれてくれたのはほんの10分程度だけでした。
また修理出さなきゃ。

…。

カノープスさん。お金は多少かかっても構いませんので、きっちり直してから返送してください。


2003/05/19 『いろいろ打ち合わせDAY』

打ち合わせっつーと東京へ出ることが多いので、飛び込んできた予定を全部同じ日に設定して、1日で3件の会社さんをハシゴすることになりました。

最初は新橋にあるリクルートさんとこへお出かけ。担当さんが新しくなるってことがメインの議題であり、ついでに他の仕事オファーもちらほらと。でも内容的にひっかかるとこがあったので、すみませんがとお断りすることになりました。

続いては渋谷に移動して、新しい雑誌社さんへ。事前にメールで話していた内容からは、こじんまりとした雑居ビルのようなものを想像していたのですが、これが行ってみればでっかいビルのでっかいフロアに入ってたので正直びっくり。聞いてみると何のことはない、ただ間借りさせてもらってるだけって話だったんですけども。
ここでは新創刊となる雑誌に連載をお願いできないかという話を詰めてまいりました。
仕事のオファー自体はありがたいものの、内容に関してはちょっと「自分の持つ既存資産の食いつぶし」的なものだったため、今ひとつこちらとしても乗り気になって歯切れのよい回答を…というわけにいきません。何より連載っつったら毎月締め切りに追われるプレッシャーをしょいこまないといけないっすからね。自分にとって仕事内容自体に価値が見いだせない限り、書籍執筆より優先度としては下がってしまいます。
ただ、話をしていると楽しい方たちだったんですね。しかも「それよりこんな内容の連載させて」とかいう失礼な話を持ちかけたりしてたんですが、それをきっちりと受け止めてくれるのです。新創刊の雑誌ということも影響してか、なにかこう「新しい雑誌の企画に参加させてもらえてる」というような、楽しい空気を味わうことができました。
ライターをただの下働きとしか捉えずに、ひどい扱いする雑誌社なんかとは大違い。いや、自分はまだそんなとこに当たってはいないですけどもね。

そんなわけで、とりあえず雑談の中で出た企画も含めて、再度企画案を提示いただくことに決まり、やるやらないはそれを見てから再検討ということになりました。
この丁寧な対応とあわせて、正直仕事内容うんぬんの前に、その方たちの作る雑誌に参加させていただきたいという気持ちが出てきたのも事実。やっぱ人と人の関係が仕事を創るわけですから、そうした楽しいと思える人たちとはやっぱできる限り仕事したいと思うんですね。
でも仕事である以上、現実的な話は無視できません。
それだけに、よい企画で引き込んでもらえればいいんだけどな…と願ってしまうのでありました。

んでもって最後は品川に流れて、技術評論社さんへ到着。ここでは仕事の話ってのよりも、「SE本が好調だよ嬉しいな飲みましょうの会」がメインとなります。
ただその前にちょこっとだけ打ち合わせ。
現状で進行している企画の進展具合と、SE本に関係したいろいろの報告。中でも「是非見せたいものが」と編集さんが出してきたのが、有隣堂とか文教堂といった書店での売り上げ表でした。1位とか2位でやんの。

「今日のお酒はおいしいですよ!」

そう言う編集さんの言葉はいやまったくその通り。飲みましょう飲みましょうなのです。

前作が売れたこと、そして今作がそれ以上に売れていること。これらによって、技評さん内部ではかなり自分の企画ってのは通りやすくなってるらしく、ゴリ押しすればたいていのものは実現できるようになりました。
なんならこのサイトの4コマを単行本化するってのだって、できるというのです。ただ、今はまだ時期ではないのでやらないですけども。
と、まぁそれはそれとして。
んじゃさっそくわがままをってことで、今進行中の企画を一旦置いといて、SE本の次をやりたいと、企画はこうだと、絶対おもしろいよと、鉄は熱いうちに打てですよと、そんなことをグダグダ話し、酒に酔った目でウダウダしながら、次の仕事は続編をってことに決めてみたりなんかしたのでした。
って、企画が本当に通るかどうかはまだわかんないんだけどね。

一通り終えて、自宅に戻ったのは夜の0:00。
昨年の今頃を振り返ってみると、なんとも雲泥の差といって良い1日です。つくづく幸せな立場に引き上げてもらえたなぁと、誰にともなく感謝してみたりしながら眠りについたのでありました。


2003/05/20 『おもしろいお仕事だなぁ…と思うこと』

自分の信条である言葉のひとつに、「ないものは作れ」というものがあります。
こんなのが欲しいのにないんだよ〜、どこ探しても見あたんないんだよ〜、ってなことありますよね。そしたらそれを欲しい欲しいって嘆いてたってしょうがないんで、自分で作っちゃえばいいじゃんかと考えるのです。

昔でいうとあれだなぁ、気分がどうしようもなく落ち込んでた時期に、どうしてもぴったりくる歌がなかったもんだからギターひっぱり出してきて自分で作っちゃったりとか、そういうアホな真似をしてたもんです。あと、フリーウェアとかで「ここがもうちょっとこうだったら完璧なのに…」って思ったら、公開されてるソースいじって自分好みにしたりとかね。場合によっちゃあいちから作ったりとか。

もちろんそれにかかる労力と、手に入れた時のメリット。それを天秤にかけてやる意義があるって思った時だけなんですけど、そんなことするのはね。
なので自分で労力はらってまで欲しいとは思えないって場合には、スパッと諦めるくせのようなものが自然とついていたりもします。

根本的に物作りが好きなんでしょうね、そう思います。

そんなわけでソフト開発者の道をたどり、今は本を書いていると。そしてこの本を書くということに対して、最近はすっかり「おもしろい仕事だなぁ」と実感できることが増えてきました。そう思ったきっかけは今日また新しく仕事のオファーがきたからで、それについてウダウダやり取りしてるうちに、「ああ、自分が欲しいと思える書籍が生み出せる立場なんだ」という実感がわいてきたからなのです。

ほんの1年前。
マンガ ( or イラスト ) で解説する○○というのは、どこの出版社でも相手にされませんでした。そんなのは昔氾濫しまくって、今じゃ市場から駆逐されたもんだからダメですよってね。お金も文章と画面キャプチャだけのものよりかかってくることになりますし。
んでも、マンガやイラストで解説する○○ってのが昔駆逐されたのは、そもそも知識のないマンガ家やイラストレータと、技術知ってるけど文章の書けないライターが組み合わさって、それを編集がこねくりまわして出してた書籍のほとんどが悪書だったからなわけです。
そんな過去の悪行から今はあり得ないとか言うなよ〜と思ったもんですよ。何より時代背景だって変わってきてるんだしさ。

それはこの日記でも確か書いたことがあると思います。

これを端的にあらわしているのが、コンピュータ書の世界で今も続いている風習ね。ライターが書いてきた原稿を、編集さんがリライト(書き直し)しちゃうのが当たり前ってもの。なんだよそれって思うんですけど、昔は技術しか知らない人が書くしかなかったのです。そしたら文章が見るに堪えないものだったから、編集さんがリライトしないとどうしようもなかったと。
そして、そんな昔からの風習が、今も当たり前のものとして行われているんですね。

このあたりは、今の担当さんも「悪い風習だ」と思っていることから、自分の書籍に関しては誤字脱字レベルの「校正」しか行われなくなっています。そうじゃないと書いた者としては文責取れませんもんよ。

つまり、そんな時代の失敗は今のご時世にまったく当てはまらないと思うんですね。それがここ最近になって、自分の周囲では理解されはじめてきたのです。
そうなると「なんでこんな本がないんだよ」と思ってたものが、自分の手によって生み出す機会を作れるということになるのです。
前作のネットワークの重要用語解説なんてのは、その好例ですね。

「ないものは作れ」

今はそうした「なんでないの?」「俺こんな本が欲しいのに」という不満を、お金をもらいながら解消する術が仕事となりつつあるわけです。
これ、楽しいですよ。

「今までがこうだから」
「業界の慣例がそうなんだ」
「キミの言うことになんの裏付けがあるんだね」
「○○先生の出してる分野は避けて、キミはニッチに行きなさい」

そうしたノイズでつまんねぇなと息苦しさを感じていた部分、その分厚い雲の切れ目が見えてきたような気がして、「この仕事っておもしれぇなぁ」と思えるようになってきたのでした。

「みんなこうだからそうするんだよ」

ちなみにこれが、私の一番嫌いな言葉です。


2003/05/21 『銀行さん』

りそな銀行がなんか怪しげなことになって、公的資金注入するとかなんだとか。でっかい会社は潰せない、借金も膨大な額になってくれば逆に返さなくても問題なくなる。昔からあった慣例ではあるけども、最近ちょっと度が過ぎてる気がするのです。
だいたいね、金融危機ではないとか言ったって、メガバンクだ〜っとおったてた都銀がどっしゃん倒れてきてるのは事実なわけで、なのにテレビじゃ危機感が伝わってこないってどういうこと?とか思うんですね。

日本は資本主義社会ではないってのは良く言われることですが、まったくその通り。

でかい会社さんってのは、昔からの歴史ある会社さん。
現役でバリバリ仕事してる人に聞けば、だいたい共通した文句が「頭の固いおじいさん達が困りもの」という言葉。
そして歴史ある会社を動かすのは、そうしたおじいさん達。
これに銀行とくれば、年功序列と身内天下のイヤ〜な体質が添加されてくるわけで…。

若く活気ある会社たちはあっさりと潰されて、動脈硬化をおこしている肥大化した組織だけが他人の金でのうのうと生き延びる。そしてその生き延びた組織がさらに延命化をはかろうとして、我が身かわいさの身勝手な振る舞いをするわけですよ。いくら被害が甚大なものになるからと言ったって、そんなことばかりしてたら健全な姿になるわけないって思わないんでしょうかね。

銀行が公益性の高い組織だからって理由なら、みんなで保護しましょうってのもわかるんですがね。
その公益性の高い組織さんとやらが、自組織を守るだけのために貸し渋りとか貸し剥がしとかでどんだけ有望な会社さんたちを潰してきたんだいって話ですよ。

お金は未来を創るために使うものであって、過去を守るために使うべきもんじゃないと思います。


2003/05/22 『へびいちご』

最近娘をベビースイミングなるものへ連れていくようになりました。0歳時が泳げるはずもないですから、スイミングっつっても親御さんがだっこした状態でプールん中歩き回るだけなんですけどね。
それでも水に慣れるって効果はあるわけで、本人が楽しそうにしてるのであれば、水の事故って怖いだけに今から慣れさしておくのもいいだろうと始めることになったのです。

その関係で自分もそこのスポーツクラブへ通うようになりました。

いや運動ってすばらしいですね。体温が妙に低くていつも寒がってたり、仕事してると背中がどうにも痛くなって集中できなかったり、朝目覚めがわるかったり、食欲がなかったり、寝つきが悪かったり…。
そんな色んなことが、あっという間に解消されたですよ。
最近じゃあビールを飲むとすぐ眠くなってたものでしたが、これも昔のようにハイにはなるけど眠くはならない状態に戻りました。

体がなんだかイキイキしてて、朝はすっと目が覚めて、仕事に1日集中できて、自分で決めたノルマ以上の仕事がこなせたから安心して夜眠ることができる。
そんないいサイクルが、ほんの数日間ですけども回り始めてきたのでした。
あと、なんか体調が良くなった副作用としてタバコを少し受け付けなくなっていたり。やめるには至ってないんですけども、昔は軽すぎて吸えたもんじゃないと思ってた銘柄に自然と変わっていく自分がおりました。

体調がいいと散歩も楽しいというわけで、最近じゃあタバコの買い置きをなるべくしないようにしています。ないなら吸わなきゃいいんだから、それにこしたことはないんだからと、吸うためにはめんどくさくても買いに行きなさいって状態にしてるんですね。
今日もそれで、タバコが吸いたいけど手元になくなっちゃったからなぁとお散歩に出かけていたのです。近所の自販機までトボトボ歩いて、途中の公園にタムロしてるお母さま方に「あの人何?プータロー?」という目を向けられながらお散歩です。

その帰り道。

うちの目の前にあるちょっとした土手に、へびいちごがわんさと実をつけているのを発見しました。今までこんなのがこんな場所にあるなんて、まったく気づきもしなかったですよ。
昔はこういうの良く食べてたよなぁ…と思ったらなんだか無性に懐かしくなって、ひょいと実を取ってむしゃむしゃと。懐かしさもあって、とてもおいしかったです。

買ってきた果物はたいてい冷蔵庫で冷やしてから食べるのがおいしいとか思ってたんだけど、こうして自然に実をつけてるものはたいていそのまま食う方がおいしいですね。

家に帰ってそんなことを話すると、「へんなもん拾い食いしてんじゃないよ」と怒られました。それもなんか懐かしいなと思いました。


2003/05/27 『なんだか勝手な話だよね…と思うこと』

携帯の待ち受けサイトを作りたいだかなんだかで、イラストをお願いできないかというメールがある日届きました。ところが「貴WEBサイトを見て」声をかけてきたはずなのに、「作例を寄こせ」という話。
んじゃあ何を気に入って声をかけてきたのさね…って話ですよ。

そもそもお願いしたいって話だったらばですね、審査したいから応募してこいってなニュアンスのこうした話っておかしくないか、と思うのです。

まぁ文面から見る限り、「誰宛てにしても内容に不整合が出ないもの」としてるんでしょうね。要するに新規サイト立ち上げに際して、WEB上でイラストを公開しているようなとこに片っ端から同じ内容のメールを投げているんでしょう。
そしてこうした仕事って、ロクな扱いしてもらえないのが定番です。

そんなわけで「興味を持った方は連絡お願いします」と書いてある内容に従いまして、「興味を持たないから連絡しない」という手段を選択したのでありました。

そして数日後。

「メール送ったのに返事がない。連絡寄こせ」

そんなメールを送ってきたのですからびっくりですよアナタ。
興味がなかったら連絡してくんなって書いてたのアンタでしょうに、それがオファー出してんだから返事寄こすのが当然みたいな態度はなんですかそれは。

うっとおしいんでこれこれこういう理由でアンタんとこの企画に興味は持てませんでしたって返事を書いて出しましたよ。ここまで言ってこられた以上放置もできないし、書くからには書き捨てもできないですからね。
そしたらそれに対する返答はありません。

自分とこの処理上は、返事が出たことで結論づくとして、後はどうでもいいんでしょうな。
とにかく全部自社の都合でしか動いてないわけだ。

いくら名もない雑多なウチら相手だとしてもですよ、仕事の話をするからには対等のパートナーたるべきです。「出してやる、ありがたがれ」では良い関係につながらないのはどんな仕事だって同じこと。ましてや歴史が浅く、今後も浮き沈みが激しいであろうこの業界では、余計大事になってくる心構えのはずなのです。

自分のことしか考えない人は、いつか自分のことを考えてもらえない人たちによって排斥されます。パートナーになれないからね。
己の行いがそうした未来を呼び込む「評判」という名のタネになることに、ここが気づくのはいつだろうなぁと、ちょっと意地悪くほくそ笑んだりするのでありました。

とりあえず自分の心の中の「ここの仕事だけはやっちゃいけないリスト」にそっとその会社さんを追加させていただいて、この件はおしまいといたします。


2003/05/29 『けっこんしき』

今日で抱えていた仕事も一段落。6月からは新しい仕事がはじまるものの、月末に控えているあるイベントに備えて身辺の仕事を片づけておくという、当初の目的は達成することができました。

それもこれもスポーツクラブのおかげさまでございます。
運動しはじめてからこっち、ほんとに仕事の進み具合が違うんだもんね。今日も午前中はメールの返答待ちになっちゃったもんだから、さささっとでかけて運動してきたでございますよ、はい。いやもう、ビールがおいしいこと。

と、そんな話は置いといて。
月末にどんなイベントが待ってるのかっていうと、妹の結婚式があるんですな。ちなみに31日です。
なので30日には車で実家まで遠征しないといけないわけですよ。そんで6/2にこっちへ戻ってこようかなぁと、そんな感じ。

片道8時間近くかかる実家までの道のりは、天候の善し悪しによってかなり快適さが左右されることになります。ですから天候チェックなんかも欠かせません。

いや実家って大阪なんですけどね。
30日の天気はまぁほどほどだから良かったねぇとか思ったんです。

…。

でも31日の大阪って、でっかい赤丸におおわれてるんです。

…。

台風直下で挙げる結婚式。
ずいぶんとスケールの大きな雨女だなと思いました。