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色々とコンピュータ系書籍の企画をまとめてみて、出版社の人なんかと話あった場合、「どんな本を出版したいと思っているのか」「市場ではどんな本がうけているのか」「どんな企画はNGなのか」ってなことが少しずつ見えてくるようになってきます。
んで、とにかく「今は本が売れない」と、これに尽きるわけですね、印象としては。だって昔なら本屋に行って調べものしてたようなことが、今はインターネットでポンと片付いちゃうわけだし、ポイントポイントで出た疑問程度なら、本屋に走る時間よりも短い時間で調べがついちゃうわけですよ。
自分が今買うとしたら、そうやって細々と調べたものを綺麗にまとめてくれてる奴ですな。うん。調べて片がついたとしても、後でまた「アレ?」と思ってひっぱり返す時があるから、そうした雑多なことが積もりに積もった時、綺麗に全体をまとめてくれた本があると手元に置いておきたくなるわけです。
でもそれって執筆者の力量にすべてかかってるわけでね。本の企画としては「他とどう違うの?」ってなっておしまい。
そりゃそうですよ、自分に実績あるわけでなし、そんだけの力量があると言い切る自信もないし。正しい判断だと思うわけです。
まぁ、これは自分に限った話ではなく、そういった本はなかなかOKを出しづらいものだと思えます。
んじゃあ、次は何か?
オーム社さんが出してるような、ラクダ本みたいなもの。ああいう技術的に代替の利かない書籍ってのも固定客がいて強いですね。辞書と同じだもの、失くすわけにいかない本というんですかね。
まぁ、そんなん書けるのは言語自体を開発した方になっちゃうわけですけど。なのでこれも自分には無理と。
そうなると、ターゲットとしては「インターネットで調べることすらできない」層。つまりホントの初心者さんが対象になったりするわけですよ。
ところがこの初心者さん。そもそもそんなに必要に迫られていたりしないので、なかなか財布を開かなかったりもするわけです。
「どうせ読んだってわからないし」ってなってね。
なのでそういう人が絶対にわかるようにと、「見ればわかる」なんてもんでキャプチャだらけの本が目白押しになるわけです。
んでも個人的にはそういう本って好きじゃなくて、でも必要なこともわかるってジレンマに陥っちゃったりするんすよね。そうじゃないとわからないってのは理解するものの、読んでてつまらないんだもん。しかも後に残る知識がないし。
そんなわけで、自分としてはそうした路線でありながらも、どこかにウンチクが残るような、そんな本を心がけたいなと思いつつ書いてるわけです。
ところで一昔前、今のキャプチャ本全盛と同じくらい「マンガでわかる」シリーズが出まくった時期があります。今じゃ全然見ませんけどね。
本当なら自分ならではの表現法として、そっちの路線をつきつめてみたいとこながら、実はこれって出版社からは忌み嫌われる路線であったりするのです。
だってさ。マンガとか言いながら、昔出てたのってマンガの中でいきなり文字だらけの解説が始まるだけで、マンガの意味なしってのばっかだったんだもの。
読む側も作る側も、そんなのに慣れてしまったもので「どうせそんなのなんでしょ」ってなって忌み嫌うわけです。
そりゃあないよね、って思うんだけど、そんなもんなんすよね。
でも、それだからこそ、ここをどう料理できるかによって、今後自分がこの業界で食っていくことができるかどうか見えるんだとか思ってたりするのでした。
どれも一線級ではないものの、文章でもイラストでもマンガでも解説が書ける、そんな部分で重宝してもらってるだけにね。
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