2002/04/03 『職業病』

昨日アップしたまんがにも描いたとおり、子供が夏には生まれるわけですが、さてそうなると気になるのが「男か女かどっちだろう」ってこと。
これに関しては、周辺の人間すべてが「まず間違いなく女だろう」と口を揃えて言っておりました。

というのも、プログラマにはまことしやかにささやかれる、ある職業病があるからなのです。

早い話が電磁波ね。長時間パソコンさわってると、電磁波で種というか染色体がやられちゃって、女しかできなくなっちゃうというもの。
確かに周りを見渡すと、女、女、女、み〜んな女が生まれてます。
それも一人や二人の話ではなく、え〜っと何人だ?何人だろう…。
とにかくたくさんです。

自分としては女、男の順に欲しいなぁというのがあるもんで、女の子が生まれるのは大歓迎。ただ「女しか作れない種馬」呼ばわりはちょこっとだけムカつきます。
なんたってプログラマになってから視力がぐんぐん上がった男ですよ。
電磁波を浴びるようになってから、身長だって伸びるようになった男ですよ。

いわば電磁波は友達。肥料。栄養素。

きっと俺のタネだって、電磁波を養分にしてピチピチはねているに違いないのです。

とか思ってたら、さすがにかみさんの腹も大きくなってきて、経験者から見るとおおよその性別が予測できるようになってきます。
なんかね、腹のふくれ方が違うんだって。

皆さん口をそろえておっしゃるのは 「間違いなく男の子」。

やりました。
見事に職業病を蹴散らしました。

はっはっは。
はっはっはっはっは。

あ、男の子の名前考えてないや。
まいったなぁ。


2002/04/05 『規則正しく元気良く』

ニュースを見るまですっかり忘れていたんだけども、4月といえば入社式。
「新入社員、言うことだけは経営者」と詠われたサラリーマン川柳は、実に「うまい」と感心してしまうくらいに世の中が「自分は何者である」と勘違いした人間で埋め尽くされる季節です。

まぁ、5月になる頃には「自分は何者でもなかったっす」って人に変態して落ち着いてくれるんだろうけど。
たまに「自分はこんなもんじゃない」症候群があふれかえってヒステリックな人に突然変異する場合があるので注意が必要だったりします。こういう場合、処方を間違えると大変なのです。
たいていはその上に何故か役職を持っちゃったって人間ががん細胞としてどっかり座っていますので、入社2〜3年目あたりの人が、ちゃんとそいつを切除してやんなくてはいけません。
ある意味では2〜3年目あたり人にとっての試金石でもあるといえます。

などとはたから眺めている分には偉そうなこと言いたい放題で実にいいねぇと思う今日この頃。
そんなすちゃらかな気分な自分でも、ようやっと自宅でお仕事4ヶ月目にしてちょこっとずつ生活のパターンというものができあがってきました。

いや、よかった。

朝は7時前に起床。まだ勤め人をしているかみさんを車で送った後、午前中は4コマまんがを描いたりします。
そんで午後になってから仕事に取り掛かって、だらだら休憩をはさんだりしながら夕方になるとかみさんを迎えにレッツゴー。

だいたいこんな感じ。

日によってはこのスケジュールに「お昼寝」が追加されて、その場合はさらにパックとして「壁にむかってごめんなさいを10セット」が足されることになりますが、ほぼ1日どうやって過ごすかパターンが組みあがってきたと言えるでしょう。

中でも特筆すべきは毎日4コマまんがを描き上げてるってこと。
前日の就寝前に浮かんだネタを朝目覚めたら形にするって感じで、なんだこれなら毎日更新ってのもあながち無茶じゃないもんだねと実感してたりするのです。

こりゃすごい。
やるじゃんオレ。

でも相変わらずせいぜい週一ペースな更新なんですがね。
毎日描いてるっていうなら何でだよ、ええそう思うことでしょうとも。
でも これはちゃんと理由があるんですよ。
海よりも深く山よりも高く、スプラッシュマウンテンのイバラよりも、西城ヒデキのギャランドゥよりも険しく複雑な事情があるんです。

そうそう、新人として入社した後に研修ってやりますよね。
自分もやったんですよ、合同研修って形で複数の会社さんの新入社員が集まってやる研修にね参加しましてね、ビジネスマナーだとか社会人の心構えとかねやったんですよ。もちろん遅刻しましたけどね。

6人ずつぐらいのグループに分かれて、なぜだかそのうち一つのグループの班長に任命されてですね。
班長ですよ、班長といえばグループの長。偉いんです。
そんな偉い班長が最初にやる仕事はグループの名前を決めることでした。

社会人としての第一歩を記す記念すべき仕事。
会社からはちゃっかしお目付け役がついてきているのです。ここはそのお目付け役に対しても、一目でわかる、そのグループの特徴を如実にあらわしたすばらしい名前を命名してみせなくてはいけません。

「三日坊ズ」

これからビジネスマナーを学ぼうかという場において、こんな名前を認めてしまったメンバーは何を考えてるんでしょうか。
研修の開始にあたって講師の方が言われたセリフをちゃんと聞いてましたか?
「学んだ内容は、この研修の期間内だけで終わらせないように」、そうおっしゃってたんですよ?
喧嘩売ってますか?
開始10分にしてすでに臨戦態勢ですか?

でもね、僕は思うんです。
やっぱり自分を表現するのにこれ以上適した言葉はなかったんじゃなかろうかと。
きっとみんなもそんな気持ちだったんだと思います。

ちなみに研修は2日目以降、班長権限を発動させて「班長は日替わり」と決めました。

…。

まだ純で素直で目をキラキラさせていた頃の、ちょっと微笑ましいエピソード。
描いているはずなのに、毎日更新されない大人の事情もご察しいただけるのではないかと思います。


2002/04/10 『工作日記』

今手がけている書籍の原稿がようやっと一段落。
自分の場合、一冊の書籍を書くとなると、本文を書き終えた後でさらにイラストや図版も自分で描かなきゃいけなくなるため全部終わった頃にはかなり精神的に燃え尽きてしまう。
それだけに出来上がってきたブツを見ると、愛着もひとしおだったりするんだけど、終わった時はとにかく 「いったんお休み!」という気分になって、しばらくは文章書きやイラスト描きから距離を置きたくなってしまうのです。

そういうわけで、仕事から一歩距離をおいて、「これやりたいのにぃ」と思ったまま今の今までほったらかしてあったもろもろに着手することにしたのでした。

というわけで早速やりはじめたのが「机の改造」。

今使ってる机は、引き出し式のキーボードトレイなどがついている、いわゆるパソコン机なのだけど、これがアーロンチェアくんとすこぶる相性が悪い。
アームレストの高さにキーボードトレイがあるので、机に寄るとキーボードトレイがひっこんでしまい、キーボードトレイを引っ張り出すとアームレスト分、机から離れなきゃいけないという、実に使い物にならないことになってしまっているのです。

このキーボードトレイをむりやり天板の高さと同じとこまで持ち上げちゃえば、アームレストが机の下にもぐりこめるようになって、使い勝手よくなるんじゃないの?
そう思ったのが事の発端。
ところが寸法を色々測っているうちに気がついたんだけど、アームレスト自体が机の下にもぐりこめる必要ってないのね。
要はアームレストにひじを置いた時、そのひじとディスプレイとをつなぐ線上にキーボードが置けるようになっていればしっくりくるようなのですよ。
どんな姿勢をとってもアームレストと机がごっつんこしたりはしないってのがそりゃあ一番いいには違いないのだけど、姿勢的にはとりあえずキーボードトレイの上に机の天板と同じ高さとなる板を据え付けるだけで、結構イケる感じになりそうです。
しかもこれって元は「ディスプレイ落とし込み型デスク」だったんですけどね。覗き込む姿勢になることと、大型のディスプレイになればなるほど視差が大きくなってしまうのがどうにもイヤで、結局は棚を一個とっぱらってガラス天板の上にディスプレイを置くようにしてたです。
このとっぱらった棚が、実に今回の目的にマッチしたサイズなんですね。
じゃあ後はこの棚を天板と同じ高さに据え付けるための木材がちょびっとあれば改造できちゃうじゃんという結論に達したのです。

さっそく近所にある「島忠」という名前のホームセンターで、ゴミ扱いされている木の端切れ(10円/個)を数点と、木ネジ、のこぎり、後は仕上げ用に60番と240番の紙やすりを数枚買ってきて、日曜大工を開始です。
平日だけど。

端切れが寸法に近付いたところで実際にあわせてみて、天板の高さと合うか、傾いたりしてないかを確認。
何度かあわせて「これで良し」となったところで、仕上げとしてヤスリで角を丸めます。そうしとかないと何かの拍子にアームレストを引き裂いたり、手を切ったりするはめになりますんでね、大事なとこですね。

結局こんな感じで木の端切れでもって、キーボードトレイ上にあまっていた棚板を据え付けたわけなんですが、これがかなりいい感じに仕上がりました。
天板と同じ高さに棚がきたことで、机が随分と広くなった気がします。
また、キーボードトレイと今回据え付けた棚板の間が新しく棚として使えるようになったんで、このスペースにタブレットだとか、サブPC用のキーボードだとかを入れておけて、これがまたいい感じ。場所は取らないくせにさっと取り出せるのはかなり便利です。
机の上に肘をついて考え込むにもいい高さ。キーボードをディスプレイに寄せればちゃんと突っ伏して寝ることだってできます。

この状態でここ数日使ってるんだけども、明らかに肩こりが消えたのが何といっても嬉しいところ。

改造費って実質100円とかのもんなんすけどもね。
たまにはこんな改造もいいもんだと思ったのでした。


2002/04/11 『気分はアーケード』

引き続き工作してます。
今度は電気工作で、知人にもらったHORI のFightingStick SSというイカした感じのジョイスティックを、パソコン用に作り変えるってもの。
まぁ作り変えるって言ってもたいしたことをやるわけじゃなくて、そこらで売ってる安物のパソコン用ジョイパッドをばらして、FightingStick SSの中身に直結しちゃうってだけ。
でもそうすっことで、独自のドライバが必要になるとかいうことなしに、Windows標準のUSBジョイスティックとしてプラグ&プレイで認識してくれるんだからかなり良いのです。

最初はPIC使ってアセンブラの勉強がてら変換機を作ろうと思ったんだけどねぇ、めんどくさくなったから止めちゃったい。
途中まで工作してほったらかしになってたもんだから、「このゴミ早く片付けろコラァ」とかみさんに怒られてたし。

とりあえずパソコン用のジョイパッドをばらして、その中から基板を取り出します。
したらボタンとかの部分に磁石で覆われてるような黒いとこがあるんで、そいつをカッターでガリガリ削り落として、下に埋まってる金地を出します。
続いてはFightngStick SSを分解して、中の配線をぶちぶちちぎります。
んでもって基板が各ボタンとハンダ付けされてるから、そのハンダをハンダ吸い取り線でしゅっと吸い取ってやりまする。そうすっと基板がはずれるようになるんで、こいつはポイしちゃいます。

あとはFightingStick SSの各ボタンとパッドの基板とを適当な導線で結線するだけ。
結線したら基板を一応ショートしないように新聞紙なんかでくるんだ後、FightingStick SSの筐体内に放り込んで蓋して出来上がり。

これだけで、気分はアーケード。
特に昔のレトロゲーが、駄菓子屋さんの光景とともによみがえること間違いなしです。

やっぱゲームっつうのはスティックでやらんとダメですなぁ。
我ながらおそろしいものを作ったもんだと思うほど、仕事が手につかなくなってしまいました。


2002/04/12 『赤ちゃんと僕』

ふと本屋にたちよってみたら 「赤ちゃんと僕」というマンガの文庫版を発見する。
「昔はまったなぁ」と思いつつ、「そういやウチにもかみさんが全巻揃えてたっけ確か」ということを思い出し、さっそく家に帰ってから家捜しを開始。

ありました。
見事に全巻揃っておりました。

ってなわけで久々に読んではみたものの、このマンガって反則すぎ。
もう泣きまくり。
とはいえ悲しい話ってわけじゃなくて、「あぁ、良かったねぇ」とあったかくなる涙が大半で、子供の頃野山駆け回ってたのとか、ザリガニ釣りしてたのとか思い出して、なんとなく気持ちがあったかくなったりなんかもするような、そんな内容。

でも、反則。特に最終巻だけは別格で、もう一発レッドカード退場ってくらい反則。
泣かすためだけに話考えたとしか思えないほどボタボタボタボタ泣けちゃって、全部読み終えた頃にはもう泣きつかれて大変なのです。でした。
っつーか字が読めないですよ、マンガ濡らさないようにすんの大変ですよ。
昔読んだ時はここまで泣かなかった気がするんだけどなぁ。

とにかくおもしろかったけど体力をかなり消耗してしまいました。
危険なのでこのマンガは封印箱行きとなり、また長い眠りにつくこととなったのです。

しかしこういったマンガって、かみさんのいない時じゃないと読めないすね。
エロマンガの方が平気で読める。


2002/04/13 『TSUTAYAにて、時の流れに身が震え』

ひっさしぶりにバービーボーイズの歌が聞きたくなった。
コンタのツンツンヘアーにハスキーながなり声、イマサの丸いサングラスがやたらイカした格好いいバンド。

当時は「お姉さん」と言えば連想するイメージは杏子さんとなるほどに、イメージの強烈なバンドだった。

ところがこのバンド。
自分が思ってるほどには知名度がない。
カラオケに行ったってロクな曲が入っていない。
自分と同じ年代の男ならたいてい知っていると思うのだけど、女性にはあまり知られてないのかウチのかみさんは存在すら知らない。
なんでパーソンズ知っててバービー知らないんだよコノヤロウ。

さもありなんというか、ようやっと「目を閉じておいでよ」で大ブレイクするかという頃に出したアルバム「√5」はこれでもかという程の駄作。
このアルバム以降、ぜんぜん聞かなくなっちゃったよバービーって思ってたら解散しちゃったという、「なんだか変に売れちゃったがために濁流に飲み込まれでもしたのかしら」といった妙な終わり方が印象的です。

「翔んでみせろ」が聞きたいんですよ。
「C'm'on Let's go!」っすよ。

近々伊豆へ旅行に行くこともあって、カーステレオで聞くためにバービーベストCDを作ろうとTSUTAYAへのこのこ出かけて行きました。
昔持ってたCDは、こっちで上京する時に全部売り払っちゃったもんで。

ところがね。

1枚もないんすよ。

ブルーハーツとかBOOWYとかは全部揃ってんのに、バービーは一枚もない。
ハウンドドックだってバクチクだって聖飢魔II だってあんのにバービーは一枚もない。

まじですか!?

自分や周りの仲間内が昔大好きだったバンドが、ここまで世間から忘れ去られようとしているってのはかなり驚きです。

しょうがないので爆風スランプを借りて帰りました。
旅先では走りまくって事故るかもしれません。


2002/04/19 『うひょう、忙しい』

旅行から帰ってきたらば、何やら忙しいことになってしまっている。
というのも今抱えてる書籍の仕事が、もうじき入稿だというこの期に及んでバシバシと直しが入ってしまい、その修正に追われてしまっているからなのだ。
当然いったんは落ち着いたと思った仕事だけに、すでに次の仕事へと取りかかり始めていたこともあり、あらまどうしたものか、あらまあらまという感じでてんてこまいになってしまっているのです。

こらまいった。

とりあえずは目先の締め切りがとうに過ぎちゃってるような気のする、i-modeサイトで連載開始予定のまんが原稿を仕上げ、急ぎで依頼されていた画面の取り直しをやって、それでも何故か残作業が増えるばっかりな状態。
色々と連絡取りたい人がいて、返事がのびのびになっちゃってるメールがあって、片付けようと思ってた部屋がまた散らかりだして、そうして今現在こんな日記を書いているのです。

いやぁ、どの仕事も甘くないねぇ。ほんと。


2002/04/22 『コスプレイヤー』

リクルートの方と会うために、銀座までお出かけ。
といっても就職の斡旋を受けてたというわけではなくて、そこの出してるメールマガジン用に使うGIFアニメなんかの製作を、先月あたりから請け負いはじめたため飲みに誘ってもらって出かけてきたのです。

キャリマガって奴なんすけどね。
とりあえず先日から自分の作ったGIFアニメが使われはじめました。

ゴザンスマガジンというタブロイド型雑誌があって、これも今年に入ってから依頼を受けてウチの「そんなこんなの日々」を転載したり、ちょっとしたよもやま話を書いたりなどしてるのですが、そこに最初にのっけた時にちょうどリクルートを退社した人のインタビュー記事がのっていたのです。
で、それを読んでいたリクルートの人が、自分が昔読んでたサイトのまんがが転載されてるのに気付いて、さらには「お仕事募集中」とか書いてるのにも気付いて、「だったら依頼しようかね」と思ってくれたのが事の発端。
そう、この「昔読んでたサイト」ってのがウチのことなんですね。って書かなくてもわかるか。

まぁ、そんな流れだったので「飲みに行きましょうよ〜」ってな話は最初の頃からしてあって、それがようやっと実現化したってわけです。

行ってみると担当さんの上司であるとか、外部の企画屋さんであるとか、「紙の媒体の人も紹介して〜」という自分の声に答えてくれたのかそういった部署の人だとか、けっこう賑やかな状態。
中でもおもしろかったのが、キャリマガにコラムを書いてるライターさん。

現役の銀座のホステスであり、ライターさんであり、衣装製作屋さんであり、コスプレ研究屋さんでもある、現役コスプレイヤー。
いただいた名刺には「ちゆ12歳」のコスプレ写真がのってます。

自分はコミケだとかそういった文化に触れたことがないもので、コスプレってのも見たことないし、そういったことをしてる人に会うのもはじめて。
いわゆる異文化コミュニケーションっていうんですか?
「いや、ほんまやねぇ」って感じですか?
オタク文化の研究もしてるらしくて銀座のホステスさん然としたパリッとしたいでたちからは想像もつかないような濃い話が飛び出してきます。

研究って言ってるだけに、必ず何らかの裏づけ解説がはさまるのがこれまたおもしろい。

話を聞いてると、ちょっとコミケってのも一度見に行ってみたいかも、とか思ったのでした。