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a5punch.comという会社さまより、ある日とーとつに「ウチの製品をレビューしてみてもらえないか」との依頼を受けました。
なんでもA5サイズのバインダーに綴じこめるようにするための20穴パンチを試してみてもらいたいだとか。んでもって、ここで取り上げてもらえないかというわけです。
何はともあれ早速ホームページを見てみたところ、なんというか、うーんって感じ。
正直言ってあまりにも出来の悪いページで驚くとともに、何度メールとあわせて読み返しても商品の全容がつかめない。
こりゃあ、取り上げるのはいいけどズタボロにけなすことになっちゃうかもなぁと思ったとですよ。まじで。
きっとアイデア商品の類なんだろうと想像するものの、ページの作りから想像できるのは「ちゃちくて実は使い物にならない」といった品物。
わざわざ取り上げて商売を妨害するのも気がひけるので正直な感想を返信させていただきました。
ところが、「辛口の評価でもかまわない」という答えが返ってくるではないですか。
そんだったらば、ってなことでお受けすることにして、商品サンプルを送ってもらうことにしたのでした。
さて、そうして届いたのがこちら。
A5サイズのバインダーと、そのバインダーに綴じて携帯することができるA5用20穴パンチ器のセットとなっています。
そもそも商品の売りとしては「オフィスで頻繁に使用するA4サイズ用紙のフル活用」といったとこでしょうか。
確かにオフィスで使うのはA4用紙が圧倒的に多く、それをそのまま携帯しようとするとちょっとかさばります。
A5というサイズであればポンとかばんに放り込んで持ち歩ける大きさ。
なおかつA4に印刷したものを2枚折りにして綴じることから、一度印刷した用紙を裏紙として再利用していた場合でも、裏紙部分は折りたたんだ内側に隠れてしまうので気になりません。
まぁ、ここまでは想像できたものの、資料とかをわざわざこんなので綴じるよりは、まとめてクリップでとめておいて、いらなくなったら捨てちゃうよって人なので、あんまし実のところ有用性を感じていなかったとですよ。
だってめんどくさいじゃん、いちいち穴開けるのなんか。
ところが到着した20穴パンチくんを見てちょっと気がかわります。
「あれっ?想像してたのよりいいぞ」
想像していたのは、プラスチック丸出しのへなへなしたものでした。
ところが届いたのはポリプロピレン樹脂製ながらも、ちゃんと丁寧に仕上げされた感じ。
バリやゆがみといった安物チックなものはありません。
さらにパコッと開いてみると、穴あけ部分にはちゃんと金属が使われていていかにも「おいらサクッと穴開けちゃうよ、すごいんだよ」ってな匂いを漂わせています。
想像してたのよりぜんぜん丁寧な作りで、失礼ながら「ちゃんとしてる」商品でした。
こーなると、実際に穴を開けて試したくなるものです。
しかもA5サイズってとこがまた、携帯するには確かにグッドなサイズだってことも背中を押すのに一役買いました。
実際の穴開けはというと、ぱこっと開いた片側に用紙ガイドが用意されてるので、そこに紙を差込みます。用紙ガイド左端には紙の終端止めが用意されていて、ちゃんと両端がずれないよう位置合わせしてくれるようになってます。
あとは元の通りに20穴パンチくんを閉じてやると、金属の穴開け部分で用紙がザクッとえぐりとられて穴が開くってぇ寸法です。
ただし20穴となると、よくある2つ穴パンチのようにサクッとは開けれません。まず中央部分をぐっと押し込んで穴を開けてから、両側に手を寄せていくことでテコの原理が働き、全体の穴開けが完了するという手順になります。
感触的にはクッキーなんかの缶に入ってるプチプチですな。
あれをぞうきん絞りにして一気にブチブチブチッとつぶす感触がかなり近いんじゃないかと思います。
ところでやっぱ樹脂製なので弾力があります。そのために、宙に持ち上げた状態から片手で握りこんで開けるというのは無理があって、机の上に置くか、ひざの上に置くかして押し込まないときびしいようです。
それでも用紙に開けた穴が破れてたりすることもなく、綺麗に20個の穴ができあがり、当然ながらA5バインダーにもジャストフィット。結構やるなぁってな印象を受けました。
ちなみに開けた時に出るゴミは、この20穴パンチくんの中に入ってってくれるので、周りにちらかるってことはありません。
そんでそのゴミは、20穴パンチくんの反対側をこじあけることでまとめて捨てることができます。
こんなとこも、けっこう薄型・軽量のわりに考えられた造りをしてるのです。
さてさて、最初に考えた通り大量の文書を持ち歩くのには当然ながら適してません。
けれども、打ち合わせの度に発生する文書なんてものは、たいていが1枚のワープロ打ちした紙っぺらであったりするものです。
また、自分なんかだと最初はメールでやり取りしておいて、いざ打ち合わせという時にそれをプリントアウトしたものとノートを持参しています。これならばそういったメールもノートの一部としてまとめて持って行くことができるではないですか。
要するにノートとして使う分にはかなりいいなと、普段はA5ルーズリーフのノートとして使っておいて、都度発生する細々とした資料もこれを使うことで一緒に綴じておくことができるわけです。
てなわけで当初の思惑をいい意味で裏切って、一発で気に入ってしまいました。
そうなると気になるのが「A5バインダーってどの程度一般的なものなの?」ってこと。いくら気に入ったからって、バインダーをいちいち通販しなけりゃいけないのならやってられません。
しかも恥ずかしながら全然意識して見てなかったので、バインダーといえばB5サイズという記憶しかないのです。
どっちにしろ仕事用のノートに使うためにはA5サイズのルーズリーフが必要になるんで町の文具屋さんを見て回ったところ、ダイエーでも無印良品でもちゃんと扱ってることがわかりました。ルーズリーフだけでなく、バインダー自体も300円とかで置いてますし、リフィルだってインデックスだって揃ってます。
後はカレンダーなんかはもちろん、地下鉄マップや得意先への地図、そういったノートとして持ち歩きたいものは随時プリントアウトしてA5パンチで綴じちゃえば良いのです。
ノートとしての携帯性と、パソコンでプリントアウトしたものとの親和性という意味で、この商品は結構いけてる品だと思います。
A5バインダーとA5用20穴パンチ器のセットで1,480円という値段は、できればもう一声下げて欲しかったと思わないでもない(バインダーが300円、A5用20穴パンチ器が600〜800円ってのが妥当だと思う)ですが、まぁ使う人には決して高くないお値段でしょう。量産効果がない以上、しょうがないといえばしょうがない。
東急ハンズでも扱ってるらしいので、ちょっと欲しいかなと思った人はそちらに行くと実物がおがめます。
というように、使ってみるとなかなか気に入った商品ではあるのですが、それだけに惜しいと思うのがデザインの悪さ。
商品自体の色もさることながら、表面に書かれてる文字の色やデザインはかなり安っぽさを与えてしまってるように感じます。いかにも「アイデア商品だからデザインは2の次」といった印象です。
そんなのいいじゃないか、使用感が大事なんだグダグダ言うなよと思うかもしれませんが、写真映りが悪いんですよコレ。
さらに輪をかけてイカンと思うのがホームページ。
デザインも悪く、写真も汚くて、さらに文章もいまいち正確に商品梱包物を伝えてくれてません。
店売りだけをメインにしてるのならいいんですけども、あのホームページだとせっかく宣伝してお客さんが来てくれたって、購入には結びつき辛いんではないでしょうか。
品物自体は実用性十分の良い品だけに、かなりもったいないなと感じるのでした。
あとは要望として、1,800円くらいで携帯性を無視した、一度に5枚は穴あけできるパンチ器が欲しいなぁと思いますが…。
総アルミで作られた、それでも4枚穴あけ用のごつい奴が21,000円でラインナップされてるということは、これは叶わぬ夢なんでしょうね。
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