2001/10/16 雨

「Windows XPの発売日は来月だ」なんて思っていたら、今月の25日にはOEM版が店頭に並んじゃうらしい。
OEM版といえば「マザーボードとHDDを購入した人だけ買うことができます」とかいうお約束があったと思うのだけど、それがなにやらメモリを買うだけでもOKになっている店が多いというのだ。
メモリなんて大暴落中の品である、下手すりゃDOS/V POWER REPORTなんかの分厚いパソコン雑誌より安いんじゃないのって価格で売っている。

試しに予約を受け付けている店で価格チェックをしてみると、別にいりもしないんだけどWindows XP Plus!がセットになったWindows XP Professional OEM版でPC133の256MBメモリをつけても22,000円代前半。なんと普通にアップグレード版を買うより安いのである。

もともとアップグレード版はCDチェックとか入っていてうざいのでできれば通常版を買いたいところ。
通常版で比較するとWindows XP Home Editionもこんな値段では買えやしない。

今PCに刺さっているPC100のメモリをPC133にリプレイスして、ついでに切りのよい512MBにまで拡張してしまってもOEM版ならWindows XP Home Editionの通常版とほぼ同じ価格。というかまだOEM版の方が安い。

どう考えたってこれじゃあOEM版を買わない人はバカを見てるとしか言えないんじゃないだろうか。

確かMicrosoftは「今回のWindows XP発売日をWindows 95の発売日と同じように盛り上げるつもりでいる」ようなことを言っていた気がする。
「当日の深夜販売はあの時並みのお祭り騒ぎさぁ」ってつもりでいるんだろう。
コンシューマに安定したOSが降りてきて、ようやっとOS2本立ての呪縛から解き放たれると考えれば確かに大きな転換期なわけだ。「Windows 95発売時並みの変革」それもわからん話しではない。

でもここで言ってる発売日って正規パッケージ版の発売日だよね?

だったらあの時と同じようにTV中継されたとすると、そこには「バカを見た人たちが大喜びしてるイタイイタイ映像が流れる」ってことになっちゃうんだろうか…。

まぁ…。

そもそもそんなに盛り上がりゃしないか。


2001/10/25 雨のち晴れ

CLIE-PEG750『CLIE-PEG750購入後記』

MP3ウォークマンとして購入したはずのCLIE-PEG750。
いざ使ってみるとPalm端末ってものの魅力にうちのめされてしまい、すっかり当初の目的以外に重宝してしまうことになった。

もともとこれを衝動買いしたのも「ペン入力なんて誤認識だらけで使い物になんねぇんだろ」なんて斜に構えて触った自分を、Grafittiという「一筆書きアルファベット認識」方法が良い意味でうちのめしてくれたせいだからだった。
店頭で試してみたら、ちゃんと書いたつもりの文字がその通りに画面へ表示されるのである。これが、自分的にとてもカルチャーショックで、同時にすげえ気持ちよかったのだ。

もともとウォークマンとしてなら特に目新しいことなどない。持ち運べて、歌が聞こえる、それだけの話だ。まぁ、MP3ファイルを転送するだけなので、録音時間もくそもなく、その時々で聴きたい歌にすぐ差し替えて持ち運べる。しかもウォークマンとして可もなく不可もなく(あ、違うな、曲順指定できないのはちと痛い)使えるのだからそれはそれで偉いのだ。だけど、ウォークマンなんてそもそも「歌を聴くだけ」なのだから、「特に聴きたくない」時だと意味がないわけで、そういったことでウォークマンとしてはもう3日かそこらで飽きてしまった。

けどもウォークマンなんて、本来いらないんだよPalm端末には。

そう思えるだけの魅力がそこにはあったのだった。
PDAというものには昔にあった電子手帳のイメージが強かったり、手書き認識のヘボいイメージしか持ってなかったのである。
じゃあこれが自由に機能をカスタマイズできて、手書き認識がすらすらされて、電池の持ち時間なんか気にしなくてよくて、動作がやたら軽快だったらどうなんだろう。

今はウォークマンのついたCLIE-PEG750よりも、本家Palmが出しているm505の方が魅力的に見えてしょうがない。
あの薄さ、スタイルはさすがに本家としてコンセプトを明確に示してる形だと思う。

なにはともあれ、こいつのおかげで「電子ブック」というものに対しても認識を改めることができた。

今は過去の文豪が書いた小説を読みふけったり、アイデアをメモったりなどしている。もちろん本来のPIM機能にも多いに助けられている。
この日記にのっけてる絵もCLIE-PEG750で描いたものだ。

身の回りが落ち着いたらCodeWarrierを買ってきて、自分自身の手で使いたいソフトを作ってのっけよう。そんなことも考えたりなんかしていて、実に楽しみは尽きない。

それはイコール「またまた散財するネタが増えちゃった」ことを示しており、「またまたかみさんに呆れられる」状況が増えるんだろうなぁなんてことも暗示しているのだけど…。


2001/10/31 晴れ

『終わりの始まりは始まりの終わり』

ようやっと今抱えてる書籍の仕事に終わりが見えてきた。
すでに原稿自体は完成していて、あとはイラスト描きを残すばかり。とはいえこのイラストが結構な数になってしまっていて、残り日数から逆算すると非常に厳しい状況なことに変りはない。

それでも約半年あまり、途中でソフトがバージョンアップしたから書き直しになっちゃったり、Windows XP RC1で画面キャプチャし直したりなどしながらベッドをうらめしく見つめていた日々も終わろうとしている。

なんか会社の方でも仕事がトラブったり、他にも連載の締め切りにも追われたりしながら四苦八苦してきた日々だったけれど、終わってしまえばこっちのものだ。
終わりが見えてきたことで、もう頭の中はひさびさに楽しめる休日たちをどう過ごすかなんて空想ではちきれんばかりなのである。

ああ、土日が休みなんて!なんて最高なことなんでしょう!
思わず「最後の一葉 by オー・ヘンリー」の日本語訳のような口調にもなってしまうというもんです。

ここんとこ雨ざらしになっちゃってるバイクを洗ってやろう。
睡眠不足の寝ぼけ頭では危険だってので乗ってなかったからひさびさに乗り回そう。
CLIEのケースを買いに秋葉へ行こう。
ついでにWindows XPのOEM版も買ってこよう。
あ、かみさんの実家で壊れたって言ってるパソコンを見に行かないと。
かみさんもどっかに連れてってやんないと。
義妹が買ってくれたピクミンも遊びたおすぞ。
バイクはチェーンとスプロケ交換だ。
あ、ブレーキオイルも換えないと。
そういや車も洗ってやらんといかんなぁ。

でもまずはとにかくカラオケ行って叫ぼう(not 歌う)!
もう、めったやたらに叫ぼう!
んでもって思いっきりビールを飲もう!
んでもってぐでんぐでんに酔っ払って眠りこけるんだ!
そうだ!あったかい布団に入って思う存分眠るんだ!

もうちょっとだ。あとちょっとだ。

そんな壊れた夜に届いたメール。

「イラストをお願いしたいです、早急に」

ありがとうございます。
12月でサラリーマンを辞める身としては、お仕事をいただけるのは本当にありがたいです。

あら、別の方からも。

「GIFアニメ作って欲しいです、来週頭までに」

ありがとうございます。
12月でサラリーマンを辞める身としては、お仕事をいただけるのは本当にありがたいです。

ありがとうございます。
本当にありがとうございます。
まったくもってありがとうございます。

あれ、葉っぱは?たった一つ残ってたはずの葉っぱはどこ?

何故か頭の中ではガラガラと音がして。
槙原敬之の『冬が始まるよ』が鳴り響くのでした。