2001/09/01 晴れ

購入してからずっと揉み揉みしていたNSR用キャリパーとRC30別体マスターにブレーキを交換した。
付属してたメッシュホースには保護チューブが巻かれていたものの、これが色褪せた赤のスパイラルチューブだったため、ホームセンターでコイルチューブって名前にて売られている白色半透明のものに交換。同じ物をバイク屋で買うと2,000円弱するのが、ホームセンターだと180円だっつーんだから驚きなのである。

ブレーキパッドも購入した時のものに付いてたんだけど、片減りしてたのと使用状況が不明だったのとで新しく「RK FA5」ってパッドを購入してきた。あと、そのまま交換しちゃうとミラーがつかなくなっちゃうのでPOSHのミラーステーも購入…、したんだけど干渉して付けれなかったからDAYTONA製のミラーステーをさらに追加購入。

安く手に入れて喜んでたキットだけど、なんだかんだと金がとんでいく。

夕方から作業を開始したもんでモタモタやってるとどんどん日が暮れて真っ暗になっていく。
とはいえトルクレンチの目盛り合わせが「もう無理!見えません!」という状態になるかならないかのあたりでなんとか交換終了。本当ならこの後ブレーキフルードの交換までやっちゃおうと思って新品のフルードと整髪料の空きポンプを改造した「エア抜きボンベキットぉ〜(ドラちゃん風に)」を登場させる予定だったのだけど、残念ながら作業中断。次回にまわすことにする。

まぁ、一応効くみたいだから、長時間走行するまでに交換してあげりゃあいいでしょう。

さて。

待ちに待った試乗タイムである。

んでもタイムアップなのである。

暗くなっちゃったし、こんな時間の国道は混みあっててしょうがない。ってわけで次の日の早朝、道路が混みはじめるより前の時間帯に試乗タイムを設けることにした。

<*****>

んでもって次の日の朝。
遠足に出かける子供のようにいそいそと身支度を整えてバイクのカバーをはがす。そもそもかみさんに起こされることなく自分で目覚めてるってとこがすごいのだ。なんせかみさんはまだ夢の中、眠りこけている真っ最中なのである。
そんなもんで、「よほど楽しみだったんだねぇ」と暖気しながら感慨にふけってみたりするわけですよ。

暖気も終ってさぁ発進だ。ってとこでちょこちょことブレーキの効きを確認する。

「えい」(きゅっ)
スイーンと滑らかに走るバイク。
いや、滑らかにってアンタ、効いてないじゃん!と、ちょびっとあせる。

初期制動が甘めのパッドでさらにアタリがついてない状態、さもありなんというくらい軽く握った程度ではぜんぜん効きやしないのだ。
ところが「ぎゅぎゅうぅぅぅ」と握ってみると、ちゃんと「ぎゅぎゅうぅぅぅ」と効いてくるのである。
「ぎゅぎゅうぅぅぅ」って握った状態から「ぎゅっ」ってくらいまでに力を抜くと、ちゃんと「ぎゅっ」って程度にまで効きが鈍る。わかり辛い表現だけど。

ちょっと朝のねぼけた脳みそから喜びのあまり脳汁がたれ出してくる。

ノーマルのブレーキでは、ぐにゃぐにゃタッチでぐにゅっと握った程度だとまったく効かない。そこからさらにちょびっと握りこむと「ガツン(…じゃないなぐにゅんだ)」と一気に効いて、へなへなフロントサスが一気に沈み込んでしまうということになる。
メリハリはあるのかもしんないけど、これがとても嫌いだったのだ。

そこで今度のブレーキはというと…、固い。ほんとに固い。かなり握力がいるようになっている。
どんだけ固いかというと、うちはかみさんもバイクに乗るのだけど、普段から「俺の奴乗りたきゃ乗っていいよ」って言ってたのだけど、これはもう乗らせるわけにいかないなぁと思ってしまうくらい固い。
まず間違いなくかみさんが乗るとブレーキを効かせられないねこれはって程なのだ。
#実際後で握らせてみたら「無理!絶対無理!」とびっくらこいてた。

けれどもUターンの時にフロントブレーキが使えてしまうくらい効きを調整できるようになっていて、ノーマルだとガクンと効いて一気に車体が倒れこんでしまっていた状態が、こいつには皆無なのだ。
まぁ、Uターンでフロントブレーキ使うなよって言やぁそーなんだろうけどさ。

ちなみに近所を一周してきた感想としては「初期制動はもうちと効いてくれてもいいけれど、大筋で満足」な出来だった。フロントブレーキが気軽に使えるようになってるので、走っててとてもリズムがよろしいのだ。初期制動に関しても多分アタリが出始めれば少し効きが強くなるだろうから、そうすりゃ大満足になるのだろう。

今CB400SFの新車を買えばこれよりいいブレーキがはなっから付いてくる。
けれども中古を買って、その差額で気に入ったパーツに付け替えてくってのも、自分で交換してると楽しいし、何より機械のこともわかってくるからいいじゃないのさと思うのだ。
#これってパソコンも同じだねぇ。

ふと傍らを見ると赤く輝くVersionS用のプラグコードが転がっている。
次はこいつですな。


2001/09/09 雨

バイクをいじったりしてのほほんとしてる間に日経平均株価が随分としゃれにならないことになってるようなのだ。
ニュースを見てるとリストラ策の目白押し、ちょうど就職氷河期と言われだした頃のニュースを見ているかのような錯覚さえおこしそうになる。

ただひとつあの頃とは違うと思うのが、使い果たす体力がなくなっている状態にカンフル剤をうとうとしているとこじゃないかと。多分また効き目が強すぎたあまりに副作用でお亡くなりになってしまう会社がぞろぞろ出てくるんだろうな、などとも邪推してみたりするのだ。
個人的には、いやいや今度こそ大型銀行がひとつくらい跡形もなく消え去っても不思議じゃないぞなどと思ったり。ひとつで済めばいいけどね…などとも思ったり。

てきとーに思ったってだけで、説得力ある材料も何もないんだけど。

いや、ひとつだけそう思った理由を挙げるとしたら、「もう手当てのしようがまったくわからない」 ということになると思う。
不況だ不況だと言われつづけてきたこの10年。
株や土地で手酷い目にあった人たちが現金を銀行やタンスなんかに塩漬け状態としちゃったもんだから、大原則であるはずの「金は天下の回り物」が根底から崩れ去り株価は下がりっぱなし。
んじゃあ銀行から預金をはじき出させようと金利が引き下げられたところで一向に動き出さないお金の流れ。
塩漬け状態が続いたあげく錆付きまくった経済の歯車に一生懸命「金利下げ」という油を指しまくって、ようやっと歯車が動き始めたところで消費税上げ、歯車に思いっきりスパナかまして動きを止めてしまった自民党。

そしてデフレ恐慌のはじまりはじまり…。

ってな10年だったよね。アバウトだけど。

それでもこの頃ってのは「消費が上向きさえすれば景気は一気に回復へ向かう」と言われ続けていたし、自分もそう思っていた。
お金が流れないもんだから「誰も買わない土地」「誰も買わない株」「誰も買わない商品」「誰も買わないサービス」ができてしまい、そして「すずめの涙金利で増えない預金額」ってことになってるんだから資産という体力が減ってしまうのは自明の理なわけで、みんなが動けない3すくみ状態のままずぶずぶ泥沼に沈み続けてしまったんだと思うのだ。

これ以上沈んでしまってはしゃれにならんと決起した経済くんがなんとか自分で起き上がろうとしたところにいきなり消費税上げっつー冷水浴びせ掛けたんだから瀕死になるのもさもありなん。
消費税導入と金利操作でバブルをはじけさせ、なんとか起き上がってきたとこに消費税増税を用いて致命傷を与える。このことを考えると、ほんとに自民党って奴には頭がふつふつと煮えたぎる気持ちになってしまう。

結局、このおかげで「消費が上向けば…」なんて次元じゃあ済まなくなってしまった。
どう考えたら「商品券配ったり」「2,000円札作ったり」することで「なんとかなる」と思えるのかいまだに不思議でしょうがない。

もう、どうにもならんから既得権益なんつー無駄にしがみついて国のすねをかじり尽くすよりも、土台から組みなおして金の流れをスムーズにしましょうや。
投薬でごまかすんじゃなくて、手術やりましょうや。
それが言ってみれば最後の手段だったのだと思う。
もうそれやらないとどうにもならないからこそ、小泉政権なんてーのが誕生したんだと思う。

それが小泉総理になって実現されればどーにか持ち直すのかねぇとも思ってた。
ムードって大事だし。

けど、実行にうつる前に、いよいよ滅びの序曲がきちゃったって感じでしょうか、ほんとここ数日のニュースを見てると「待ちきれなかったか…」という気持ちがするのである。

最後の手段となる手術を目前に血を吐いちゃってんすよ。
手術乗り切るためにためておいた体力が、ガンガン削ぎ落とされてんすよ。
輸血したくとも、もうストックは以前に使い果たされて残ってないんすよ。
残ってるもんと言えば、強心剤とメスのみなんすよ。

さてアナタならそんな患者さんにどう手をつけますか?
小泉さんは「断固メスを入れる」らしいです。

って思ったから、「大型銀行がひとつくらい跡形もなく…」と思ってしまうのである。
普段ニュースもまともに見てないたわけ者の考えなんで、でっけえ勘違いがあるとは思うけど…。

ところで日経平均株価って、主要銘柄を抜き出して出すもんらしいけど、ITバブルがおきた時に主要銘柄をそっちに入れ替えたんだとか。
そうすっと見た目派手に景気が戻ってきてる気がしますからねぇ。
あげく、ITバブルがはじけたことによる連日の最安値更新。

ほんとに…ねぇ。


2001/09/11 雨

台風一過、朝にはあんなに荒れ狂っていた暴風雨も、帰宅する頃にはすっかり晴れ上がって星がまたたいていた。
夜中の0時になるとバスなんかとうに無くなっちゃってたりするもんで、40分強の道のりをとぼとぼと星を眺めたりなんかしながら、でも仕事のモヤモヤでなんだか晴れないまんまの気分で歩いていた。

「リーン、リーン…」

台風が一気に夏をこそげとって行ったかのように、虫の音があちらこちらで聞こえてくる。

そんなどこかのんびりしたような、少しけだるい気持ちは家につくなり吹き飛んだ。
ゴジラがのっそりと顔を出してきそうな映像。でも現実。
UFOが出てきたわけでもなく、大統領が「独立記念日だ」と叫ぶわけでもない現実の出来事。
これまでハリウッドの作られた映像でしか存在しなかった光景が現実のものとしてテレビに映し出されていたのだ。

アメリカで同時多発テロの勃発。
わかっているだけで11機の旅客機がハイジャックされ、うち2機がアメリカ経済の中心を成す国際貿易センタービルに突っ込んだ。2棟ある建物に対し、律儀にも1機ずつ特攻をしかけ、2棟とも全壊せしめたのである。
そして別の1機はペンタゴンに特攻。こちらも大破、炎上することとなった。
そして今もまだ行方のわかっていない、特攻機となる可能性が高い旅客機はどこかの上空を飛びつづけている。

最高度の厳戒態勢。
正直な話、「ソ連」という単語が地図の上から消えた日から、アメリカ本土でこんな言葉が現実のものとして発せられることになるとは思っても見なかった。

多くの人が、ほんとに数え切れないほどたくさんの人が命を落としている中で、それでもマーケットは動いてドルが急落しはじめている。
この先、戦争がおこるにせよ、世界恐慌がはじまるにせよ、ノストラダムスが言っていた恐怖の大王はこのことだったのだと騒ぎ始める人が出るにせよ、とりあえずノストラマニアは無視するけども、その歴史の中にいた人間としてちゃんと見ていようと思った。

…。

ほんとどうなっちゃうんだろうか。
寝て目覚めると何かが変わってしまっていそうで少々恐ろしい。


2001/09/15 晴れ

09/14は任天堂からGAME CUBEが発売される日。
んでもって我が家には何故かGAME CUBEとゲームが2つ転がっていたり…。

ってなわけでゲームの感想なんかつらつらと。

『ルイージマンション』
…もう解いちゃいました。
つまんないわけじゃないんだけど、別段工夫があるわけでなし。
今までニュースで流されてた以上のもんは何もなく、あの映像通りのことが延々と続くだけ。
適度に謎解きがあるものの、それもなんだか解いたからといって新しい世界が開けるわけでなくただ屋敷内の鍵が手に入って次に進めますよっていうだけ。
まぁ、平和にのほほんと遊べるゲームなんだろうけど、かといってボリュームが小さすぎの感は否めないといった感じ。
ひいき目に見たって 6,800円の価値はなく、3,800円なら「買って良かった、おもしろかった」と言える感じ。
映像もそんなにすごいとも思わなかったし…、見せ方さえかえればNintendo64でも良かったんじゃないの?ってのが結論。

『ウェーブレース』
前作をやったことがないのでこれがファーストプレイなのだ。
んで、最初は「げ、つまんねぇかも」ってのが感想で、一瞬後悔しかける。
ところがルールがわかってきて、ターボを連発できるようになってくるとおもしろみがわかってくる。
っつーか、ターボ連発で楽しいっつーとそれはつまりマリオカートなわけで、だったら波みたいな不確定要素に振り回されないマリオカートをやりこんだ方がおもしろいかも…とも思ったり。
まぁ水の表現はきれいっちゃきれいなのかもしれないけど、水というよりも「水銀?」ってな感じの光り方で、「うおぉぉぉぉぉ、さいこおぉぉぉぉぉ!」と叫びたくなるほどのもんではない。やっぱどことなく不自然だから。水の表現っつって波打ち際の泡が表現されてないのはやっぱ水らしさに欠けるっす。
けど波の高低が天気によって変化したり、スタントを決めることで能動的にターボをかけれるようになっていくこと、あとはショートカットの存在なんかで奥は深くて、やりこみ度は高そう。
でもやれること多すぎでそこまで追求できるかなぁとも思ったり。
したらやっぱマリオカートが欲しくなるかなぁ…。
何はともあれ良作レースゲームだと思います。マリオカートっつーゲームがなかったとしたらきっと「うおぉぉぉ、おもしれぇ」とほえてたと思うゲームっす。
もしこれが「マリオウェーブ」とかいう名前のゲームだったとしたら前作を知らない一般に対しても牽引役となれただろうにとちょいもったいない感じ。前作に惚れた人ならこのタイトルがいいんだろうけど洋ゲーテイストがきついので、ちと一般受けはしなさそうなのだ。

うーん。

ウェーブレースに惹かれないならGAME CUBEはまだ待ちですかねぇ。
ルイージマンションなんか、その気になれば1日で一回エンディングまで行っちゃうからねぇ…。

そんな自分はしばらくウェーブレースにはまってることにします。
いや、おもしろいのはおもしろいのよコレ。水も細かいこと気にせずプカプカ浮いてりゃあ「はぁ、いい天気だねぇ」となごめるし。


2001/10/15 晴れ

気がつけば前にこの日記を書いてからもう1ヶ月が経つらしい。時間だけはやたらと早くすぎるもんである。
なのになんだかとっくに終わらせてなきゃいけない原稿を未だに夜なべしてしこしこ書いてるし、とっくに終わってるはずのプロジェクトは未だに何故か続いちゃってるしと身辺の仕事周りは一向に落ち着く気配を見せてくれない。
この一ヶ月の間にGAME CUBEには白くうっすら埃がつもり、パソコンデスクのまわりにはプリントアウトした用紙やなんやがうずたかく積まれ、冷蔵庫に買い置きしていたはずの栄養ドリンクだけが跡形もなく消え去ろうとしている。

そんな状態にあると行き帰りの電車などはもうとにかく「眠いっす」の一言に尽きるわけで、GAMEBOYアドバンスで暇つぶしにゲームなんてことは冗談でもやる気がおきない。
ただひたすら脳みそをゆったりぷっかりゆらゆらとほったらかしたいもんだから、これはもうウォークマンで音楽でも聴きながら、ぐーぐーと隅っこで窓際によりかかっているに限るのだ。

ところがうちにあるウォークマンといえば、すでに年代ものと化してしまった初期の録再MDウォークマンがあるっきり。
MDなんざ高音がひしゃげてロクな音しやしないし、いちいちCDから録音するのもかったるいしで我が家ではカセットテープと同様、過去のものとして放置してある存在なのだ。今さらそんなもん引っぱり出して、空きメディア発掘して、お気に入りの歌をリストアップして録音するなんてことはできますか?いや、できません。したくありません。寝ます。ああ、寝てやるさ。
と、そんなわけなのでよく考えてみたらウォークマンというものがないのである。

そんな調子なので、この際音が悪いのには目をつぶるから、ちっちゃくて、そんな頻繁に充電しなくて良くて、パソコンからMP3ファイルをちょちょいと転送できるウォークマン欲しいなぁと、そんなことを考えてしまうのもこれはしょうがないことではないかと。

魚心あれば水心。

欲しい欲しいと悶々していたら、ちょうどSONYから新しい携帯ウォークマンが発表されてこれがMP3に対応したというのである。
ネットワークウォークマン NW-E10」という名前のこの製品。これはリモコンじゃないんですか?と問いたくなるこのスタイル。小ささ。実にグッドである。専用のクレードルをパソコンにつないでおいて、その上にちょんと置いてやれば充電ができちゃう。この状態だとパソコンとUSBで接続されてるからちょちょいとパソコン内のMP3を転送することもできちゃう。
完璧じゃないですか。

もうこれ買おう。買っちゃおう。ためらうことなく我が物にしよう。

そんなことを意味もなく誓ってしまうのも、その誓いを聞いてもいないかみさん相手に宣誓してうざがられるのもいたしかたないほどに魅力的に見えたのでした。

値段を見るまでは…。

「どーせそんだけの金額はたくんだったらさ」と、これまた新型でMP3再生に対応したCLIE PEG-N750CというPalm端末を買ってきて今は音楽を聴いてます。
メモリースティック代までいれると結構高くついたなぁなんてことは一切考えないことが幸せにひたるコツです。